【内容紹介】「姫と騎士」
みなさんこんにちは、ラフスケッチのデザイナーの香川俊宗(Toshimune Kagawa)です。
本日はナナに代わり、次回のゲームマーケット2022春で発売予定の新作「姫と騎士」の内容についてご紹介したいと思います。
世界観
では、早速ですが世界観のご紹介から!
https://twitter.com/shitamachi_maid/status/1505380247138897920?s=20&t=d3hSokmsSAWcobyu4I0M6A
Twitterでも既に公開しておりますが、今作は架空の国「イタリア公国」が舞台です。
ラフスケッチの作品はすべてパラレルワールドとなっていますが、今作は「下町メイド物語」よりも少し前の時代のお話となります。
公国では特定の王家を持たず、貴族の長である大公が国を治めています。
30年に1度、全貴族を対象とした大公選が行われ、そこで選ばれた貴族が新たな大公となり、次の30年を治めることになります。
イタリア公国
イタリアを統一した初代当主が、公国の繁栄が1000年続くようにと、権力の分散を目的に2期以上に渡り同一の家の統治が続かないような、現在の大公選の制度を制定しました。
そして迎えた本年の大公選。
今回は節目の第17回目の大公選となります。
初代当主の願い通り公国は長く繁栄を続けており、500年近く安定した統治を維持しています。
しかし、長い歴史の中でも大公選を勝ち抜き大公となった貴族はたった三家しかおらず、最近では同じ二家が入れ替わり立ち替わりで大公を独占している状態です。
また、今回は初代大公の掲げた1000年の丁度折り返しの時期にあたり、さらに大ドイツ帝国の影響力が欧州全土に急速に強まる中で、大公選の重要度は例年の比ではありません。
と、このような状況で、みなさまはそれぞれ別の貴族家を担当し、大公選に挑むことになります!
本作に登場する貴族家は五家であり、それぞれ能力や得意とするスタイルが異なります。
イタリア公国の5つの貴族家
また、それぞれの貴族家には「姫」と「騎士」が登場し、5つの貴族家、つまり5人の姫と5人の騎士の合わせて
10人のキャラクター
が登場します!
左の5人が姫、右の5人が騎士となります!
どの女の子も個性的で魅力あふれるキャラクターなので、是非すべての貴族家でプレイしてみてください!
カスティオーヌ公爵家のソフィア姫(左)と騎士エレナ(右)
内容物
続いて、内容物のご紹介です。
◆「姫と騎士」内容物一覧
・カード(88 x 63mm):127枚
・共通ボード(A3):2枚
・個人ボード(A4):5枚
・円形チップ:108枚
・四角チップ:100枚
・ウッドマーカー:90枚
・ウッドキューブ:55枚
・ウッドポーン:20個
・シール:1枚
・ルールブック:1冊
と、おそらくこれまでで一番のボリュームで、また、初の試みとして化粧箱やカード、ボード、チップなどの印刷物はすべてエンボス仕様でお届けいたします!
ゲームシステム
ゲームは2〜5人でプレイすることができ、プレイ時間の目安はプレイヤー人数 x 20分となっております。(2人だと40分、3人だと60分...)
さまざまなシーンでお手軽にプレイをしていただけるよう、要素を極限までスリムにし、一方でラフスケッチらしい重厚感のある濃密なプレイもしっかりと味わっていただける作品に仕上がったとスタッフ一同確信しております!
続けて、ゲームの中身についても簡単にご紹介いたします。
前述の通り、プレイヤーはそれぞれ貴族家を担当し、大公選に挑みます。
ゲーム中の貢献度は勝利点で表され、ゲーム終了時に勝利点の最も高いプレイヤーが新たな大公となり、ゲームに勝利します。
ゲーム中、プレイヤーは各手番でアクションカードをプレイすることで、姫と騎士がそれぞれさまざまなアクションを実行することができます。
すべてのアクションカードの上側には姫アクションが、下側には騎士アクションが書かれています。
姫・騎士ともに3種類のアクションが用意されており、それぞれ個性的なアクションとなっています。
姫アクション
騎士アクション
ゲームが進行すると、プレイヤーの行動により姫アクション・騎士アクションはどんどん強化されていきますが、アクションカード自身も強化されていきます。
1枚のカードで2つのアクションを実行できたり、追加でボーナスをもらえたり、カードによって様々です。
この、アクションカードに書かれた内容により、姫は政策を発布して国を発展させていき、騎士の行動は姫の政策の強い支えになります。
プレイヤーは個人ボードの上にカードをプレイしていきます
姫の政策の中には自分たちだけではなく、国全体によい影響をもたらすものもあり、すべての騎士はより存在感のある行動ができるようになります。
共通ボード(国)は姫の行動により発展していき、騎士の行動の選択肢が増えていきます
一方で、ゲーム開始時の時点では、本来一番強い絆で結ばれているはずの姫と騎士ですが、二人の心はすれ違い、離れてしまっています。
しかし、ゲーム中に、姫と騎士のそれぞれの親愛度を上げていくことで、二人の距離は徐々に近づいていき、心を開いていきます。
お互いの気持ちが通じ合った時、二人の能力が覚醒し、ゲーム中に強力な能力を実行することができるようになります。
ゲーム中にプレイヤーがプレイすることのできるアクションカードは12枚なので、やりたい行動をすべて行うのはなかなか難しいでしょう。
しっかりと計画を立て、また他プレイヤーの思わぬ行動にもしっかりと対応し、公国の新たな大公を目指してください!
...と、いうことで、簡単ではございましたが、以上が新作「姫と騎士」のご紹介となります。
ゲームマーケット2022春では、当日試遊卓も2卓ご用意する予定ですので、是非お気軽に遊びに来てください!
また、ゲーム本体の販売価格は9,000円(イベント限定価格)を予定しており、他にもゲームを盛り上げるアクリルグッズをご用意しております。
一方で、アクリルグッズに関して、本作は登場キャラクター数が10体となっており単純に製造費も倍となってしまいまして、いつもに比べて少し製造数を控えておりますこと、何卒ご了承ください。
それでは、ゲームマーケット2022春当日にお会いしましょう!
※本記事の画像の一部には開発中のものを含みます。実際の商品とは仕様が異なる場合がございます。