ADEL33 2021/12/27 16:12

『ADEL33』企画者 高瀬敦也コメント

■企画 高瀬敦也コメント

私の企画したモノの中で、最も理解されなかった企画です(笑)当初は誰にも理解していただけませんでした。ですので、ずっと封印していました。しかし、なぜかこのADEL33は実現しなければならない気がずっとしていました。
2021年の初めに意を決して、自腹で創りYouTubeで配信することにしました。やりたいことを実現するには数千万円規模の費用が必要でした。それでもやりたいことを完全に実現するには足りないのですが、それでも、そんな高額の捻出にはまったく勝算がない状態です(笑)

制作開始したのは1年前、最初は数人の仲間に手伝ってもらい制作をスタートしました。しかし、そうして無理矢理にでも制作を進めるにつれ、徐々に「手伝おうか」と言ってくれる人が増えていきます。制作支援をはじめ、キービジュアルを描いてくれる方が現れたり、主題歌を歌ってくれる方が現れたり。そしてついにスポンサーしてくれる方も現れました。さらにはマンガ化も決まりました。そんな風に少しずつ仲間が増え、実現に至った企画です。たくさんの方の想いが結集した作品です。

ちなみに本作主題歌「ivy」は、私の近著「企画」の読者が、感想メールを送ってくれたところから始まりました。そのメールからとても熱いものを感じたので、初対面でしたがすぐにZoomでお話することにしました。するとその方はたまたま音楽会社に勤めている方でしたので、「主題歌を創ろうとしているんですが、歌って、本編にも出演してくれる人を探しているんです。設定が若い女性なのですが、そんないい新人歌手なんてそうそういませんよね…?」とお話したところ、すぐに探して紹介してくれました。それが心悠さんです。そのあとすぐ心悠さんとZoomで話し、決定しました。音楽会社の方と会ってから2週間です。なにか運命的なものを感じられずにはいられませんでした。
また、この作品を「やっぱりやりたいから、予算も何も武器はないから始めます!」とSNSに投稿し、「よくわからないけど、とにかく応援するよ」と一番最初に言ってくださったのが、本リリース元となっているviviONさんのある方です。この方も私の著書を読んでくださって数年前にSNSで繋がっていた方です。でも一度も会ったことはありませんでした。作品はといえば、本当に何も決まっていない、もっといえば実現するかどうかすらかなり怪しい状態です(笑)。そんな状態で、とても大きな繋がりを持てることができました。

フジテレビ在職時を含め、私は様々な企画をさせていただいてきましたが、ADEL33は最もフルスイングできた企画かもしれません。ネガティブな意味でだれかに気兼ねしたりすることもなく、「純粋にいいものを創る」という目的一点で創ることができました。
他の制作メンバーも同様です。他の仕事で忙しい中、本作のために膨大な時間を割き、勝手にいろいろ考え、どんどんアイディアを足して、実現に向けて尽力してくださいました。最後は私の知らないところで、いろいろなことがどんどん進んでいきました。
このように、最初はだれにも理解されなかった企画が、闇雲に突き進んでみたら、たくさんの仲間や協力者が現れ、私の手を離れても、自走するまでになりました。
この企画の実施は、ある意味で私にとっては「社会実験」のようなことでした。成功者といわれるビジネスマンや名著と言われる自己啓発本では、必ず「行動あるのみ」「行動こそが道を拓く」と言われます。なんとなく頭で分かってはいましたが、とても難しいことです。私も「自分の信じる物事だけで、他の根拠や支えなく、リスクを背負ってただ行動する」なんてことはできませんでした。この企画も最初は、「だれにも理解されないから」と、パソコンのフォルダ奥底に数年間眠っていました。しかし、ただ「やってみた」ら、「できた」のです。

この手の話はよく聞きました。半信半疑なところもありました。でも、できました。
行動したことで、この眠っていた企画はまもなく世の中に出ていきます。
プレイヤーとなる出演者の皆さんも、各界で長年大活躍されている錚々たるメンバーです。アデル役である大峰ユリホさんも、2022年の躍進を約束された素晴らしいモデルであり女優さんです。個人のYouTubeで、こんな意味不明な新企画に、よくぞご出演いただけたなと、いまだに信じられません。

本作がどのような評価になるか心配なのが正直なところです。でも、私にとっては、「行動さえすれば何か起きる」という好例になったのではないか、と自負しています。この作品が世に出ることで、誰かの創作意欲を刺激したり、誰かが何かを始める一助になれれば、とても嬉しいです。

このような場にはあるまじき長文で大変失礼いたしました。本作にお力添えいただいた関係者の皆さま、クラウドファウンディングを通じて支援いただいてる皆様、本リリースを取り上げてくださる皆様に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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