にほんごのはなし(16)「京へ筑紫に坂東さ」

シリーズ「にほんごのはなし」では、毎回テーマとなる日本語表現をひとつ決めて、「なぜそういう表現が生まれたのか」「この表現は文法的に妥当なのか」などを掘り下げていきます。

第16回は「へ」と「に」という方向を示す言葉について。「京へ筑紫に坂東さ」ということわざが示すとおり、昔は「に」は方言だった、らしいのですが……今では方言っぽくありませんよね。この二つの言葉にはどういう歴史があったのでしょう。

にほんごのはなし(15)「出来と出来」

シリーズ「にほんごのはなし」では、毎回テーマとなる日本語表現をひとつ決めて、「なぜそういう表現が生まれたのか」「この表現は文法的に妥当なのか」などを掘り下げていきます。

第15回は「できる」という言葉の表記について。ある単語を漢字で書くべきか、ひらがなで書くべきかって、意外と難しい問題ですよね。しかもそれが当て字ならなおさら……って、「出来る」は本当に当て字なのでしょうか。

にほんごのはなし(14)「僕は日本語が話せる」

シリーズ「にほんごのはなし」では、毎回テーマとなる日本語表現をひとつ決めて、「なぜそういう表現が生まれたのか」「この表現は文法的に妥当なのか」などを掘り下げていきます。

第14回は「僕は日本語が話せる」という文章の構造について。「象は鼻が長い」という文章はみなさんも見たことがあるでしょうが、今回の文章はそれとはまったく違った問題を抱えているんです。

小説と音楽の話

　夏コミで東京に行ってる間に、船戸一人氏とサシで飲む機会がありました。話題の半分くらいはIT業界ちょっと怖い話で、残りの半分くらいが音楽の話でした。マジでSFの話ほとんどしなかった。そんな中で「小説を書く時に音楽とどう付き合っているか」という話題が出たので、ちょっとまとめておきます。

なんかメモ出てきた――「三光インテック事件」についての解説おまけ

注意：この記事には「中労委令36.10.16三光インテック事件（判レビ1357.82）」のネタバレが含まれます。

　毎年3月頃に京都で手帳を買っているんですが、今年は時節柄なかなか京都に行けず、先週の土曜にようやく手帳を買えたんですよ。それまではずっと2019年度の手帳でやり過ごしてきたわけですが、やっと新しくできたということで、古い手帳を見返していたところ、なんか三光インテック事件についてのメモが出てきたので、面白いしここに貼っておきます。

　マジで書いた記憶がない部分とか、この時点ではこういうこと考えてたんだな～って部分とかがあって、僕としては読み返してて面白かったです。みなさんの面白さを保証するものではありません。