ayato sound create 2021/06/13 11:22

千葉巡礼音源集pilgrimage 曲解説など

どうも僕です。

件の音源集無事発売できました。
基本的にフィクションなので深刻にならずに聴いてやってくださいね。

販売ページはこちら

ほんとね、本来なら発売日当日に大々的に投稿すべきだといつも思うんですが、
相変わらず雑な性格なんですっかり日が経ってしまいましたね。

さてそんなこんなで今日は簡単に曲解説的な事をしてみようかと思いますのでお付き合い宜しくお願いします。

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■アルバム全体を通して

・環境音について
今回は千葉県の場所という事で駅や電車といった曲が多いんですが、あえて環境音を使わず表現しようと頑張ってみました。
例えばSobu line to Chiba(総武線千葉行き)だったら電車のガタンゴトンって音やドア開閉の空気音、
Inage station(稲毛駅)だったら「次は稲毛〜」みたいなアナウンスをサンプリングして使用したらグッと雰囲気も出るわけです。

だけどですね、僕も6年もBGM作ってきて、環境音に頼って曲作るのもどうかと思い、今回はあえて修行もかねて使わずにやってみました。
Chiba station(千葉駅)の人が多くガチャガチャしてるイメージや、Urban Monorail(モノレール)のゆったりした感じなど我ながら上手くできたように思います。

・過去現在の表現について
基本的に過去(PAST)の曲は小学生の子供視点ということで可愛らしい音色を使ったものが多いです。さらに過去と現在で同じ場所があるものはフレーズを共有しています。
Urban Monorai(モノレール)、NaritaAirport(成田空港)、Fukuzenji Temple(福善寺)がそれにあたります。
子供の頃はまだ新しくてワクワクしてたモノレールもすっかりさびれてたり、空港も昔のような近未来感より、ビジネスだったりちょっと大人びたものを連想する場所に感じられるようになってます。

Shrine park(神社公園)に至ってはもは残っていないっていうね、月日の流れは怖いもんです。

さてそんなこんなで全体の説明はこの程度にしてサクッと各曲解説いきます。


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■Year of pilgrimage(巡礼の年)
メインテーマとして作った曲です。ピアノソロ曲とかいつぶりに作ったんだろう。
この曲のフレーズはChiba shrine(千葉神社)Funeral hall(斎場)で共有してます。

■Sobu line to Chiba(総武線千葉行き)
主人公が羽田から病院のある稲毛に向かう際の不安な心境を表現した曲です。リズムがちょっと電車っぽいのが気に入ってます。

■Inage Station(稲毛駅)
稲毛駅を降り、病院行きのシャトルバス乗り場〜病院まで
昨今のコロナ禍で面会できるか怪しいとかっていうそんな不安定な心境の曲

■Dad
病院で危篤の父親に対面した時の心境、後ろでうっすら流れるリズムが病室の機械音のようなイメージです。

■Chiba station(千葉駅)
千葉駅って都会なんですよ。すごいいっぱい電車来るんですよ!(1時間に一本しか電車が来ない町に住んでる)そんな都会的なイメージの曲

■Chiba Shrine(千葉神社)
千葉駅から少し歩いたところにある神社。どうも初詣か753かで行ったことがある模様、記憶はないけど写真は残ってる、そんな場所。

■Urban Monorail PAST PRESENT(モノレール過去現在)
昔、週末になるとモノレールに乗って祖父の家に遊びに行くのが楽しみだったんですよ。
過去はそんなウキウキ感とモノレール自体の近未来感を出した仕上がりに、
現在は同じフレーズを使いつつ、なんか古くなって別にウキウキもしないけど静かに走ってるモノレールというイメージで作り分けました。

■Yotsukaido_PAST PRESENT(四街道過去現在)
四街道市という千葉や東京方面のベッドタウン的な街に住んでたんですが、中途半端な田舎というかそんな街です。過去は子供視点なのでちょっとイタズラっ子のような雰囲気の曲にしてます。
現在はというと、結構な宅地開発が進んで、小さい頃遊んでた田んぼや友達の家などマジで分からないあり様。昔住んでた家の前には巨大な老人ホームが立ち、イトーヨーカ堂はイオンに変わってる、といったなんともアンニュイな気持ちの曲になってます。

■Elementary school
そんな四街道の四街道小学校という小学校に通っていたんですが、四街道過去と同じような子供っぽくイタズラっこ風の曲になってます。

■Shrine park PAST ruins(神社公園過去、跡地)
昔はどの町にもあったと思うんですが、ラジオ体操したり盆踊りしたり、子供たちが遊んでたりするちょっとした広場がある神社の曲です。いやはやまさか無くなってるとは驚きですよ。

■Narita Airport PAST PRESENT(成田空港過去現在)
子供の頃って空港の独特な近未来感に憧れてたわけですが、今となってはビジネス出張やら便の遅延やら、乗り遅れたりやら、そういう現実的な見方をするようになりますよね(過去に飛行機3回乗り遅れてる)

■Sobu line to Choshi(総武線銚子行き)
別にこんなに暗い曲にしなくても良かったんですが、なんていうかこの時の目的地がべらぼうに遠い上に乗り換え待ち40分とかありましてこんなイメージになってしまいました。

■Minami Shisui station(南酒々井駅)
これどういう経緯でこの駅で降りたか全く覚えてないんですが、ちょっと有名な秘境駅なんですよここ。なんか時間が止まってるみたいですごく印象的でこの音源集作ろうと思った時に真っ先に南酒々井が思い浮かんだくらいです。

■Fukuzenji Temple PAST PRESENT(福善寺 過去現在)
銚子行きの電車で八日市場という駅を降りて徒歩20分くらいのところにあるお寺ですね。
ここは母方のお墓がある寺なんです。小さい頃お墓参りってなんかウキウキしませんでした?親戚いっぱい集まってどこかで食事してみたいな、過去はそんな曲に
一方現在は一人で墓参りに行った時のイメージです。墓石も古くなり誰かが供えた花が朽ちてたりするそんなイメージです。

■Kujyukuri beach(九十九里浜)
いやはや海だけは時間が経っても変わらずそこにあるよな、って曲です。メインでなってるシンセの音で波が打ち寄せる感じを出せたかなと思ってます。

■Inba-numa(印旛沼)
千葉県ではちょっと名のしれた沼。まあ沼なんですが、貸しボートがあったり恐らくかつては観光スポットだったのかと思われます。

■Municipal office(千葉市役所)
いやまじでね、この千葉市役所だけは申し訳ないけどこういうナーバスな曲調になるよ。
ここね、市役所なのになぜか巨大な塔みたいなビルにあるんすよ。んで目的の階まで直通のエレベーターがなくてどこかの階で乗り継がなきゃいけないっていうガチダンジョンなんですよ。さらにいうと申請の窓口によって階が違うとかいう鬼仕様。
普段3階建て以上の建物がない町に住んでる僕にとってはマジで真女神転生の立体ダンジョンくらい難しい。これ年配の方とか大丈夫なん?辿り着けるん?
ついでにいうと最深部(目的地)につくもハンコ持ってなくて一度ダンジョンを出て隣のハンコ屋に買いに行くというおまけ付き(ハンコ1000円以上するとかいう強気な商売)

■Matsumushihime shrine(松虫姫神社)
ここは印旛沼の近くで偶然見つけた小さい神社なんだけど、森の中にひっそりと佇む感じがすごく好きで作ってみました。

■Dad
主人公が父親の亡骸と対面した時の心境の曲

■Funeral hall(斎場)
あくまで個人的な感覚なんですが、斎場ってそこに至った時にはもう悲しいって感情じゃないと思うんですよね。懐かしいとか優しいといったそういう類の感情がある場所なのかなと。

■Pilgrimage(匝)
思い出があるであろう場所を巡礼した主人公が自分が今ここに生きている意味や理由について思いを馳せる曲。命は匝る、何度も何度も。

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とまあ長くなってしまいましたが、こんな感じの曲になってますんで是非是非聴いてやってくださいませ〜

さて次は何作ろうかな。

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