同人誌の進め方 1:ネタ出し~ページ割り
どうも。ルンバです。
今回は、漫画を描いたことないけど描いてみたいよーという方向けに、
私なりの制作方法を紹介したいと思います。
漫画を描く時間のほとんどは下書きとペン入れですが、
漫画で一番大切なのはその前の工程、
ページ割り~コマワリなんじゃないかと…思っています。
今回はコマワリの前、ページ割りの工程を紹介します。
ネタ出し
まずはネタ出しです。
私の場合は、こんな感じで思いついたものをノートに書きます。
今回は喫茶店でネタ出ししようとおもったら
ノートを忘れてたのでレシートの裏に書いてますw
スマホのメモ機能を使ったこともあるのですが、
字を紙に書いた方が脳が働く気がして、
この作業だけはアナログで書いています。
ネタの数は最初は多ければ多いほどいいので、
つまんないかなと思っても、とにかく書きます。
私の場合、エピソード形式で4~5個しか描きませんが、
沢山の中から選んだ方が良いものになると思います。
アイデアは1日で出るものではありません。
毎日の通勤時間や寝る前など、1~2週間かけて
何を描きたいか、案を出していきましょう。
ページ割り
ここが一番重要です!
ネタ出しのネタを取捨選択していきます。
ネタの選定基準としては、
①描きたいもの、面白そうなもの
②テーマに沿うもの
の2つを選定の基準として、並べていきます。
①の描きたいもの、面白そうなものは当たり前として、
私は毎回「テーマ」というものを決めていまして、
(ただのパロディ同人ですが一応決めてます^^;)
テーマにそったネタにすることで、バラバラのネタなんだけど、
本全体で話の一体感が出るように心がけています。
たとえば、
ダークソ〇ル「個性的なボス」
ダークソ〇ル2「武器選びの楽しさ」
フォールアウト4「NPC達との絡み」
フォールアウト4完結編「魅力あるロケーション」
みたいな感じです。
ストーリー1本で描く場合でも、
テーマに沿って描きたい場面を選定していきます。
ページ割りの方は、クリスタにネタの名前だけ書いて、
何ページ描くか、順番をどうするか、捨てる&入れる、を
ぐちゃぐちゃ入れ替えながら決めていきます。
印刷を考えると本当は見開きで描くべきなのですが、
私はバラの方がページ入れ替えが簡単なので、
単ページの設定にしています。
後で絵にしたら1ページ足したくなった…なんてこともあるので、
柔軟に増減に対応できるほうが描きやすいと思います。
ここでページ割りができたら、おめでとうございます!
この本は50%の確率で出ます!
スケジュールを決めよう!
ここで本を出す確率を90%に高める必殺技です。
スケジュールをガントにしましょう!
私はフリーのがんすけ君でいつもやっています。
ページ割りで書く枚数がわかっているので、
下書き:1日3P
ペン入れ:1日3P
仕上げ:1日4P で数字をいれていきます。
これは目安ですので、初めての方は
実際に作業をすすめてからペースを確認してください。
このがんすけ君に数字を入れた時点で、
イベントの日を大きくオーバーしていたら、残念ながら本は出ないです。
イベントに間に合いそうなら、あとは自分にやらせるだけです!
セリフ打ち
ここでコマワリにいってもよさそうですが、
私は先にすべてのセリフを打ってしまいます。
この時点でどんな絵にするかは考えず、どんどん打ちます。
これをしておくと、この後のコマ割り、ラフ絵作業が
スムーズにいくと思います。
絵で描いてしまうと、どんなにラフに書いても修正に時間がかかります。
セリフの状態だと追加や修正がとてもラクです。
実際はページのコマ数にたいしてセリフが多すぎ、逆に足りな過ぎが
発生しますが、
それはセリフをコピペすればいいだけなので、
次のコマ割りの所で調整します。
…と書いてみると、
絵を描くまでにやる事っていっぱいありますね~
次回はコマワリについてです。
もしこれから漫画を描こうと思っている方の参考になれば幸いです。