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男が主人公なのに男主人公として扱ってもらえない？成人向けゲームにおける"主人公"をこれまでの歴史と共に再定義しコミュニケーションのミスを減らそうという講演でした。成人向けゲームのメインストリームが小規模チームによる1ゲーム1ヒロインとなった昨今、主人公が男だとしてもご褒美シーンのメインがヒロイン1人の場合は女主人公として捉えられることも珍しくないという内容でした。今後は主人公には「ゲームの操作キャラ」「ストーリー」「エロコンテンツ」の3つの視点があるということを意識していきたいですね。

RPGツクールでキレイなデータ構造を作る / shun@いなずまそふと

どうしてもごちゃついてしまうRPGツクールのイベント設定などにおいて、長期開発に耐えられるような構造および支援ツールの紹介をしていただきました。「とは言ってもある程度の力技は必要…。でも最終手段と考えておこう。」という部分はとても共感が持てました。

『淫魔てんぷてーしょん』の3Dマップを2Dに変換する技術 / れヴァ@色仕掛け工房

3Dマップをいかにして2Dっぽく見せるか、なんとカメラ処理の計算式つきで講演していただきました。こういう講演ってすごいことをやってるけどどうやって実装しているのかわからないことが多いので大変ありがたいです。会場で質問があったのですが、スプライトを折り曲げて地面に埋まらなくするのはメッシュを変形させることで実現しているそうです。

2D横アクションRPGをフルスクラッチする話: システム構成と製作時間 / ヤママヤー@ヤマネコソフト

大規模ゲームを作るための土台について講演していただきました。多くの効率化手法を紹介されていましたが、最終的にはプロジェクトの規模や体制によって構成は異なるので自分にあったやり方を選択しようという話でしたね。Zenjectはいつかどこかで試したいものです。Arbor3はUnity Visual Scriptingがあるしなーと思いつつきっといじりやすいのでそっちもどこかで試したいですね。

ユーザーレビューから紐解くユーザーが本当に求めているもの / tozica@tozicode

DLsiteのユーザーレビューを読み取って、制作者が避けるべきことを調査した内容の講演をしていただきました。個人的にお願いした「NTRなどの属性は低評価に繋がる？」に対する答えは「特定のシチュエーションが入っていることにより低評価に繋がることはない」というのはかなり勇気づけられましたね。DLsiteのレビューは検閲があるのでバイアスがかかっているとはいえ、かなり有用なデータであることは間違いありません。イチオシの講演です。

アクションゲームにおけるエッチなアニメーションの勘所 / れヴァ@色仕掛け工房

新作の内容が一部入っているので資料はアーカイブ化されていないのですが、発信はOKとのことで触れます。

成人向けアクションゲームにおいて、どこにえっちな要素を入れたらいいの？という問題に対して、まじめに向かい合った講演をしていただきました。たとえば「アクションゲームはプレイヤーキャラクターが引きの画面で映るためにパーツは強調して書いたり動かしたりしよう」「攻撃アニメーション中に動かすと体全体が激しく動いてわかりにくいから止めのポーズや予備動作で動かそう」等という内容でした。成人向けではにゲームにも利用できる素晴らしいテクニックですね。

エンディングまでヌくんじゃない！プレイヤーをクリアへ導く方法 / 旋風野郎@テングステン

満足感のあるゲーム体験を届けるために、寄り道が多い成人向けゲームでどのようにクリアまで導くかを講演していただきました。えっちなイベントは進行上にバラけさせて置くなど意外と気づきにくい落とし穴が紹介されていて、今後自分が制作する際の参考になりました。ボリュームを盛りすぎないことや低難易度を用意するなど成人向けではないゲームにも活かせる内容もありました。