投稿記事

小説の記事 (30)

皐月うしこ 2019/05/03 11:00

お菓子で小説シリーズ「雪の宿」

こんにちは、皐月うしこです。
Twitterや他の活動で作成した作品をこちらでストックしていこうと思います。

「お菓子で小説」シリーズ
(1話300文字ほど)

お題「雪の宿」

台所のお菓子コーナーに、いつも決まってストックしてある定番のお菓子がある。

「おばあちゃんってこれ、好きだよね」

何気なくそう口にしてみたら「そりゃね」と嬉しそうな声と共に、祖母は台所まで歩いてくる。「おじいちゃんと初めて一緒に食べたのがこの雪の宿なんだよ」と、懐かしむように手にとってパキンとふたつに割ると、袋をあけて割れた欠片を差し出してくれた。

「それで、甘い面を上にするか下にするかで喧嘩したんでしょ?」
「そうそう」

何度も聞いた祖父母の馴れ初め。けれど、いつまでも飽きない味につられて、やはり手が伸びてしまうものらしい。

「それで?」

懐かしむ祖母と同じ味を口に含みながら、あの頃の祖父の視界を想像した。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

皐月うしこ 2018/12/22 23:58

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

皐月うしこ 2018/10/13 14:45

月刊雑誌Fancy Fieldの第二冊目を刊行しました

第二冊目、収録内容

全14ページ
皐月うしこ最新情報雑誌

(掲載内容)
・楽しいから続けられる
・新刊情報「微睡の月」
・アトリエマガジンを飾る
・Fancy Field1周年
・特別小説「約束の悪戯をキミへ」
・商品紹介「ハロウィンを楽しむ」
・もぉの日常vo,2

120円以上の支援をいただけるかたに、皐月うしこをもっとよく知ってもらうために、月刊誌のダウンロード発行を開始しています。今回は記念すべき第二冊目!
どういう活動をしているか、何を考えているのか、日常で何を触れ、生み出したキャラクターの雰囲気はなにか。
様々な物語を形にするため、皐月うしこが取り組んでいる内容を少しでもお届けできればと思います。

【 応援し隊 】プラン以上限定 支援額:120円

このバックナンバーを購入すると、このプランの2018/10に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

皐月うしこ 2018/10/09 15:47

小説「駅舎の中では誰かの声が」

キミはもしかしたら
もう忘れてしまって
いるかもしれない

風が教えてくれたあの日
季節の匂いの中で話した
他愛ない日常のことを

無人の駅で二人きり
人里離れた森の話を

覚えていると嬉しいな
紅をさした唇が
懐かしいキミの名を呼ぶ

【 応援し隊 】プラン以上限定 支援額:120円

このバックナンバーを購入すると、このプランの2018/10に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

皐月うしこ 2018/10/03 15:18

作詞作曲『こいしぐれ』

歌詞

光浴び 揺れ落ちて
瞳の奥 鳥の舞い
滲む灯火の中で
ひとり涙告げる

紅を差して隠した
遠い記憶の中で
誘うあなたの声が
また私を眠らせる

風が吹き舞い上がり
刹那に壊れた秋扇
風が吹き秋の匂いが
ひらりあなたと出逢う


桐一葉 揺れ落ちて
心の奥 虫の音
陰る灯火の端で
ひとり涙沈む

櫛を通し隠れた
遠い記憶の中で
触れるあなたの指が
また私を眠らせる

風が吹き舞い上がり
刹那に散りゆく草紅葉
風が吹き秋の匂いが
ひらりあなたと出逢う

染まる雲間に恋焦がれ
待宵に咲く藤袴
茜色した影の足音
ひらり ひらり

風が吹き舞い上がり
刹那に壊れた秋扇
風が吹き秋の匂いが
ひらりあなたと出逢う

フォロワー以上限定無料

推奨♡はじめまして。お知り合いになりましょう。

無料

【 応援し隊 】プラン以上限定 支援額:120円

このバックナンバーを購入すると、このプランの2018/10に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 4 5 6

月別アーカイブ

記事を検索