投稿記事

エローン大君 2019/07/20 21:00

「平安京エイリアン(ダイソー版)」 (Windows) 感想

前の記事で「平安京エイリアンに関しては全ての日本人が知っていることを前提とする」とは書いたのですが、割と知名度高いのか低いのかよく分からんゲーム(移植版多いから高いとは思う)ので、感想を書いていきたいなと思います。
今回取り上げるのはあくまで「ダイソー版」(というよりフリーウェアでも配信されてるハイパーウェア版)です。オリジナル版やアーケード版ではありません。

平安京エイリアンは1979年に開発された固定画面型アクションゲーム。
簡単に纏めると、
・平安京にエイリアンが攻めてきた!
・検非違使は落とし穴を掘り、エイリアンを埋めて倒すことにした!
・検非違使はエイリアンに食われると天使の輪を付けて昇天するぞ!」
いう感じ。
なんというか改めて考えると、変なキノコ食ってトリップしたかのような設定。

東大生が作ったゲームとして話題になったとか色々書くべきことはあると思うんですが、個人的に注目したいのは「守り」を超重視したゲームシステムというところ。
ゲームシステム自体が「落とし穴を掘ってエイリアンが落ちるのを待つ」というものということもありますが、テクニック的にも「如何に自分の身を守るか」が重要になってくるのが面白いところ。
穴を掘って敵を埋めると言いますと、「ロードランナー」(ブローダーバンド)とかそこあたりを思い浮かべると思いますが、ロードランナーが一瞬で床に穴をあけるのとは異なり、平安京エイリアンでは段階的にわっせわっせと穴を掘るため時間がかかるのです。
そのため、穴を掘っている間にエイリアンに食われて死ぬことも多々。
それを避けるために、自分の周辺に予め穴を掘っておくことが、このゲームの重要ポイントとなっております。
そして、エイリアンが穴に落ちても安心はできません。
時間経過で這い上がられたり、他のエイリアンに助けられたり、無駄に広範囲に穴を広げるとせっかく掘った穴が無意味になってしまうことも。
このシステムが、平安京エイリアンのゲーム性をより深くしている部分だと思います。

AC版平安京エイリアンの攻略について

Steam版平安京エイリアンのガイドを見ていただくと分かりやすいですが、様々な掘り方のテクニックが当時からよく言われております(スペースインベーダーとかにも色々ありましたね)。
「隠居掘り」(2つ穴を掘る)は一番簡単な陣形ですが、仮に伊藤掘りを併用したとしても防御力は最悪。
「イゲタ掘り」(8個穴を掘る)が一番防御力が高いですが、前述した通り穴を掘るのに時間がかかるため、陣形のが完成しきっていないうちに複数のエイリアンになだれ込まれると悲惨なことに。
ステージが進むごとにエイリアンの数やスピードも増えていくため、様々な掘り方を使いけないといけない戦略性もあって非常に面白いゲームだと言えましょう。

伊藤掘りとかは平安京クライシス(同人ゲーム)でも重要テクとして扱われてたようなーと思いながらも、ふと上のガイドを書いた方の名前を見たところ、平安京クライシスの作者さんやんけ!となりました。

「何故わざわざダイソー版と書いたのか」と言いますと、恐らく(というか間違いなく)移植度が低いからなんですね。
守りがメインのゲームなので、根本的なゲームシステムこそきちんと味わえるのですが、エイリアンのスピードなども違いますし、効果音に至っては穴に落ちたエイリアンがなんかセミの鳴き声みたいな音を出します。
穴を掘る音もオリジナルが「ドン!ドン!」と力強いのに対して、こっちは「コッコッコッコッ」なので違和感がすごい。

ダイソー版は中古以外入手不可、まあ一応ダイソー版から効果音を抜いたフリーウェア版もあるとはいえ、きちんとした移植&新モード付という点でもSteam版を強くオススメいたします。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

エローン大君 2019/07/18 21:01

今やってるゲームと感想書くゲームの予定

現在やってるゲーム記録
・感想寄稿のやつ(アア、オワッタ・・・・・・・・! どう書くか考え中)
・マギアレコード
・ドクターマリオワールド
・平安京エイリアン(ダイソー版)
・平安京クライシス
・Space Invader Extreme


今やってるゲームの記録を書いてみる。
タイトルだけ見ちゃうと、時代にめっちゃ逆行してる人みたいに勘違いされそう
Angry Birds Dream Blastの記事で、若干巻き込み気味で色々と書いちゃった「ドクターマリオワールド」も、ルールが分かればかなり面白い(でも隠しコインのヒントが背景とか書いてたっけ?)ので、ちょくちょく遊んでたりしてます。
爆弾とか鍵とかがあれば「とりあえずそこを目指せばいいんだな」ってのは何となく伝わってくるデザインですし、ただのマッチ3パズルじゃなく落ちモノパズルなんだぞ!という気概を感じるシステムがより面白くしているように感じてたり。
対戦のポイント?勝ったり負けたりで400~600をウロチョロしてますヨ?

平安京エイリアンはオリジナル、平安京クライシスは同人作品ですな。
平安京エイリアンの場合はSteamで別モード付きのやつが出てるんですけど、100円の移植版持ってるのでいまいち手が伸びていなかったり。

そして平安京クライシスは、オマージュ元に結構斬新なシステムを載せてて、上手く戦略がハマった時は凄く気持ちいいですな。
システムがオフェンス寄りで別種の気持ち良さがあるというか。

Space Invader Extreme・平安京クライシスともに感想書きたいんですけど、クリアできてないので、じっくりやってそのうち感想書くかもですー。平安京エイリアンに関しては全ての日本人が知っていることを前提とする。
Space Invader Extremeは多分すぐクリア出来そうな予感はする(一番簡単なルートの5ステージ中4ステージまでいけた)んですけど、スコア稼ぎが楽しすぎてうっかり死が多すぎる。

そこ辺りも含めてゆっくりと色々と書きますんで、これからもよろしくお願いします。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

エローン大君 2019/07/18 21:00

(うちには関係ないけど)Ci-enのキャンペーンで起こった「不健全な熱狂」

Ci-enキャンペーン、熱狂の裏で起こったこと

散々エロ話してたけど、一応ここ全年齢だったよなということを思い出しつつ。いや、話の本質はエロくないからセーフか。
ただ、R-18のサークルさんのリンクを貼るのもアレですので、「めかぶ亭」さんというクリエイターさんを検索してくださいませ。大人じゃない子はダメヨ。

さて、めかぶ亭さんは、私が好きなヒロピン系&文章メインのサークルさん
着衣フェチというところもなかなかに素晴らしく、私自身スッと過去記事見るためにポイントを500円分くらい差し入れてたりします。エロかった。
あ、ちなみにR-15ですが、この手のヒロピン系だと「こえだ商店」さんもオススメです。
Ci-enキャンペーン中の記事でめっちゃ内心盛り上がってたり。

ざっくり今回何が起きたかと言いますと、「キャンペーン終了間際に6万円分のギフトチケットを購入した支援者がいた」ということであります。
このキャンペーンは、「応援ポイントに応じてAmazonギフト券を贈るよー」というものでありまして、応援方法は「いいね!」「ツイート」、そして「ギフトチケットの購入」
つまるところ、この一番最後の方法で応援ポイントが大幅にアップしたわけですな。
ギフトチケットの購入では10応援ポイントを入手可能。
めかぶ亭さんの場合は、7月7日に100円のギフトチケット購入専用のプランを設置。
6万円分ギフトチケットの購入があったとなると、応援ポイントが6000積まれるということで、すげえエゲつないことに。

ただ、ここで問題になってくるのが「Amazonギフト券の金額」であります。
「応援ポイント自体に応じたAmazonギフト券を贈る」というだけでなく、「応援ポイントのランキングに入賞すれば、更にAmazonギフト券の金額がプラスされる」ということ。
めかぶ亭さんの場合は大体3位~4位を推移していたので、1万円か3万円か、みたいな感じでありました。
しかし、これが1位になると10万円、2位だと5万円ということで、順位次第では6万円積まれる前のAmazonギフト券の数倍が入手できる可能性が出てまいりました。

私の正直な感想といたしましては、「このキャンペーンはヤフオクか何かか」でした。
なんか他のサークルさんでも、似たようなこと起こってそうでアレだなーとか感じてたり。

Ci-enキャンペーンに潜んだ、不健全な熱狂

めかぶ亭さんに起こったことは、他のサークルさんでも多少なりとも起こった可能性があります。
プランを設置された意図は「ランキングの高順位を目指す」というものがあったとは言え、ギフトチケットの売上自体は「コミッション作品の予算」として使われます
それに、ギフトチケットを購入された方も応援の意図でもちろんされたことですので、批判されてる行為ではないですし、ニセコイの千葉県のYさんみたいなものだと思った方がいいです。恐らく実写化したらエキストラとして出演する。
あとCi-enのマスコットキャラちゃんが食べるドングリの量が増えるくらい。


結果は明日発表ですが、例えこれで順位が変わったとして、ブーイングを入れるべきはCi-enの運営側だと思います。
このキャンペーンのCi-en的ないいところは、

・Ci-enの知名度が上がり、使ってくれるクリエイターさんが増える
・ツイートをされることで応援ポイントを貰える=そこ経由でクリエイター同士の繋がりが出来たりする
・キャンペーンページ等で、ユーザがこれまで知らなかったクリエイターさんと出会える

というのがメインとして挙げられますが、ランキングなどがある以上はよくも悪くも応援するファン側が熱狂しすぎる類のものであることは当たり前でして、今回のような事態はある程度想定できたのではないか、と考えます。


以前の記事のフォロワーの方しか読めない部分でチラリと語りました。
DLsiteがSteamに進出した後の騒動内で、外国人の方の「Steamで出しているけど、内心じゃDLsite内で色々な作品を買わせたいんじゃないの?」という言葉があったことを。
今回のキャンペーンに関して個人的に思うのは、「ギフトチケットの購入」を応援ポイントGETの方法に入れた=Ci-en側の儲けを増やしたい意図があったと取られても仕方がない、ということです。

ギフトチケットの購入で応援すること自体は、ユーザが他のユーザに「こういうサークルさんがあるよ!」と教えるという形で、「ユーザとクリエイターを繋げる」という意味では非常に良かったと思います。
ただ、そこに「応援ポイントが増える」という概念を入れた結果、お金でクリエイターのファンが殴り合うような健全ではない環境が生まれたのは確かです。
せめて「ランキング入賞によるAmazonギフト券」が無ければ、このような不健全な熱狂は起きなかったと考えております。

なんて厳しいことを書きましたが、DLチャンネルを見ていれば結構運営とか企画とかグダることが分かります(※大喜利キャンペーン時のウ ン チ ー コ ン グ事件が個人的に好き。すぐ対処されたけど)
まあ、ある意味どこかでズッコけるところがDLsiteの姉妹サービスの通常運転らしくて面白いということでどうだろうか。


前述した通り、キャンペーンが片手落ちだったのが悪いだけで、クリエイターさんは決して悪くありません。
もし、めかぶ亭さんの記事を見ても結果に納得出来ないと、めかぶ亭さんにブーイングを送っている方を見かけたら、こういう視点を書いた記事もある、ということを伝えていただければと思います。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

エローン大君 2019/07/16 12:00

【キャンペーン御礼】ありがとう、そして色々となんでだよ! & 公約リクエスト募集中です

活動支援キャンペーンの終わりと今後のエローン大君について

Ci-enのクリエイター活動応援キャンペーンも、本日の14時には終わりでございます。
今思い返してみるとDLチャンネルを始めたのも「いいね!キャンペーン」(ポイントが貰える)がきっかけだったので、私の金に対する汚さが浮き彫りになった形となります。
とは言えど、このCi-enでもう何も書かなくなるということはなく、むしろストレス発散的な感じで、最近遊んだゲームや遠出した時の話・ゲーセンの話など色々としていきたいと思います。

あとは、やはり全年齢同人ゲーム絡みの売上が気になっていますね。
全年齢はほぼ音声作品が握っている感じなので、音声作品の良さからまずは勉強していかなければならないと思います。超音波で耳垢が取れるとかそういう誤解はもう大丈夫。
なんかなまった声で耳かきしてくれる音声作品が「いいなぁ……」と思ったので既に購入していたり。
あと、変わり所だと「メカニカルキーボードの音」を組み込んで音声作品を作っているところもあったりするので、ちょっと気になって買っちゃいました。

同人ゲームに関してはちょくちょく見た感じだと、全年齢界隈の方はSteamに出してみたいという方が多い(何か酔った勢いで申請した人もいた)ので、そこ辺りもどういう流れになっていくのか確かめていきたいなと思います。

Ci-enのクリエイター活動応援キャンペーン

えー、そして今回のクリエイター活動応援キャンペーンは、応援ポイントに応じてAmazonギフト券が貰える的なやつだったようなのですが、

何というか加減してください。
自分から公約出しておいてなんですが、ランキングの中で目立っちゃったのでちょっと本当に許して。
大体15~16位あたりで収まりそうなのですが、なんか真面目にゲームなどを作っている中で、ただ駄文を垂れ流しているだけなので物凄く申し訳ない。


ちなみに、個人的に全年齢で強く応援しておりましたのは、


【岡山ファンタジスタ】さん
https://ci-en.net/creator/1956

以前インタビューさせていただいたプレイヤーさん経由で知ったゲーセンさん。
ゲーセンの閉店が延々と続く中、実情のゲーセン事情などを細かく書いてくださっていて興味深いです。
クロスビーツをオンライン終了後もかなり長い間置いてくださったようで、プレイヤーだった自分としても凄くありがたい気分だったり。
元々がソーシャル要素滅茶苦茶強いスマホ・タブレット向け音ゲーだったので、アケ版のオンライン稼働時は対戦だったり協力だったりで他のプレイヤーさんとコミュニケーションを取りまくっていた記憶があります。
サントラ持ち専用曲を遊ばせてくださった方々、本当にありがとう……。

【テクノドット】さん
https://ci-en.net/creator/2099

「軟体轟輪ゲルタンク」を現在製作中の方。
記事を見返したところUnityを初めて触ったところから製作されているようなのですが、物凄く挙動とかも良さそうで完成が物凄く楽しみという(そして自分が好きなメタルスラッグ風)。
あと、ちょくちょくですが「ゲームの調味料」という記事を書いていらっしゃいまして、こちらではゲームを分析して分かりやすく「ゲームに面白さを加えるにはどうすればいいか」ということを書いていらっしゃいます。
ゲーム製作記事でも「アクションゲームにおけるカメラ移動」についてさらっと言及していたり、要注目だと言えましょう。


どちらの方も有料支援コースがございますので、無料記事を見て興味がある方は是非とも加入していただければと思います。
もちろん、私がフォローを返した方も応援しておりますし、記事を色々と読ませて勉強させていただいております。
この記事を読んでいらっしゃる方は、キャンペーンページがあるうちに全年齢ランキングを見て是非好きなクリエイターさんを見つけて無料プランでもいいのでフォローしてくださいませ。

そう言えば、フォローしてくださった方で応援キャンペーンに参加していらっしゃった方は、(公約のみになって申し訳ありませんが)応援をさせていただきました。
自分のアンテナが恐ろしく狭いということもありますが、色々な作品を作られている方のことを知ることが出来まして物凄く有意義に過ごせました。


実際にやってみて思うにこのキャンペーンは、「Ci-enの存在を知らしめる」のはもちろん、「クリエイター同士の繋がりを広くする」という側面が強かったのではないか、と考えております。
実際、今回のキャンペーンが無ければ縁がなかったであろう方もいらっしゃいましたし、そういう点で見ても結構面白いキャンペーンだったなと感じました。
スーパー攻めせめCi-enの今後がどんな感じになるのか、個人的に凄く気になっております。

終わりに

最初は茶々をいれないといけない病が発症したので茶化しましたが、今回応援していただき誠にありがとうございました。
様々なクリエイターの方を知ることが出来たのも、皆さま方が応援してくださり記事を書くモチベーションを上げてくださったからでございます。
実は感想寄稿に関しても「このくらい砕けてもいいんじゃない?」という感じの流れに、なってるようななってないようなと言った感じでございます。
こちらでは本当にスナック感覚で今後もゲーム感想等の記事を書いていきますので、是非ともよろしくお願いくださいませ。


あと、これどうしようかと言ったものがありまして、うん、まあ「公約」ですよね。
公約を全て達成したので誠意を見せなければならないのですが、やはり2件問題となってくる公約がございます。

・光回線の来てない田舎でも〇〇は出来るのか、ゲーム絡みのチャレンジ
・製作途中のアクションゲームのテストプレイおよび、プレイした上での感想等(抽選1名様)

前者はともかく、後者は男がタピオカチャレンジしようと試みるレベルのヤバみを感じますな。
こちらの公約2つに関しては、「こういうのやってほしい!」「自分のゲームで遊んでくれー」というリクエストが来た際に実際にやります。
ですので、コメント欄・Ci-enのメッセージ・TwitterのDMなどで気軽にリクエストをしていただければ幸いです。
完成・発表後のアクションゲームに関してもリクエストは受け付けますが、多分「バグ見つけたよー」とか「出来そうならこういう感じにバージョンアップした方がいいんじゃね?」とか、そんなテケトーな感じになると思われます。旨味はあるのだろうか。
一応ゲーミングPC(Windows10)なので、その状況でも動作が重くなってないかなどの動作確認にもご利用いただけますので、「自分のゲームに関してどういうことをしてほしい」ということをお伝えいただければと思います。アクツクMVとかゲーミングPCだろうが容赦なく重くなりますからね。

それでは皆さん、本当に応援ありがとうございました!
ドクターマリオワールド面白いのでみんなやってね!(前の記事で微妙にネガキャンしたため良心の呵責がある)

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

エローン大君 2019/07/13 21:00

「Angry Birds Dream Blast」 (Android・iOS) 感想


みんながドクターマリオワールドをやりまくってる中で、あえて「Angry Birds Dream Blast」を取り上げるのが私だ。
スマホゲーム界隈を追ってなくても「名前だけは知ってる」レベルで有名な「Angry Birds」(アングリーバード)。
それをテーマにマッチ3パズルの派生的なゲームにしたのが、今回とりあげるゲーム。
マッチ3パズル自体何となく知っていても、キャンディクラッシュとか最大手すらやったことないレベルなので凄く適当に感想書くよ

アングリーバード自体は、まあざっくり言うと「卵奪われてキレた鳥が緑の豚を特攻してぶっ殺す」って感じの内容。
スリングで鳥をぶっ飛ばして豚を撃つわけなんだけども、どうも日本じゃ他の国ほど受けなかったようで。
なんか自分も鳥に対して罪悪感感じてハマれなかった。鳥側はブチギレて覚悟完了してるから本当はいいんだけど。

それをマッチ3パズルっぽくした本作は、アングリーバードでも使われた物理演算を元に、様々な色のドリームバブルをタップして消していくゲーム。ここまでは平和。
最初は「特定の色のドリームバブルを〇個消そう」的な簡単な目標が多いけど、徐々に色々なオブジェクトが増えてきて、目標自体も一筋縄ではいかなくなってくる。
ドリームバブルだけでは壊せないオブジェクトとかもザラにあるので、「これは詰んだ」と頭を抱えてしまうこと間違いなしだ。

そこで重要なのが、ドリームバブルを一気に消した時に出てくるアングリーバード達。目をギョロギョロさせてタップすると爆発する。相変わらずの殺意。
マッチ3パズルではよく見るいわゆる「ボム」的な働きをするアングリーバードは、どんなオブジェクトだって破壊してくれる。
ガラス・岩・豚、様々な邪魔なものを破壊してくれるし、そもそも岩や豚に関してはアングリーバードでなければ壊せないので、目標を達するためには必要なわけだ。
ちなみに、アングリーバード同士を近づけるとパワーアップするというのは他のマッチ3パズルと同様。
(通常は横一列・パワーアップすると上下・更にパワーアップすると画面のほぼ全体を爆破する)

ここで面白いのが、他のよくあるマッチ3パズルとは違い、「物理演算」を使っているが故に、それぞれのドリームバブルやアングリーバードの位置が不揃いなところ。
これを利用することで、ちょっとした高さの違いなどを利用しながら、ワンタップで複数のアングリーバードの爆発を連鎖させることができるのだ。
レベルごとの制限タップ数を超えてしまうとゲームオーバーになってしまうことを考えると、上手く連鎖を利用して横・縦ともに消していければ最高という感じだね。
それを考えると、「下手にタップ数を使ってアングリーバードを最大パワーアップまで持っていくよりは、連鎖を狙った方がいい」という場面も出てくる。
ここ辺りの判断が、このゲームのコツだったりするのだ。

また、チュートリアルが無くとも視覚的にルールが分かるというところも、非常にこのゲームの良いところだと思う。
分かりやすいのが「鎖」のギミックで、「鎖を外すための方法」として「鍵オブジェクトを錠前まで落とす」だとか「特定の色のドリームバブルを消す」だとかが用意されている。
実際にやってもらわないと伝わらないところだけど、文字で一切説明されなくともギミックが分かるようになっているところが凄い。

そして、コミュ障というわけじゃないけど、ソシャゲにおけるしがらみとかが自分は面倒なのだ。
とあるソシャゲでギルドマスターやってたけど、初心者と上級者でそれぞれ求める素材とかが違うから、そこ辺りのバランス取りに胃を痛めた。
その点、このゲームは「勝手にゲーム側が名前を決めてくれて、チームをオススメしてくれる」というテケトーさが非常にいい。
「無くなったからハートを贈ってけろ~」と求めれば誰かがくれるし、もちろんこっちも適当に贈ったりする。
もちろん、自分で後から名前を変えたり、アバターを変えたりできるので、テケトーすぎるのもなーという人も安心だ。

あと何となく付けた時、常にランキングやらアイテム集めやら、何らかのほんのちょっとしたイベントが開かれてるってのも好印象。
ただ3パズルを解くだけじゃ面白くない。モチベーションをくれるところが凄くいいのだ。
ドクターマリオワールドを触った際の、自分の最初のツイートが「あ、こりゃマズい ルール複雑な上にバッテリーも食いまくる」とかそんな感じだったのも、このゲームを遊んでた関係だったりする。

ドクターマリオワールドは対戦要素は良いし面白いけど、フレンドは自分から探しにいかないといけないし、バッテリーもバリバリ食う。
あと、ブロックを壊さないと見えないウイルスとかどういう了見だ。初見は死ぬこと前提で作られたステージあったぞ。
格安スマホの関係で「スペック的に型落ち、もしくは中古スマホ」が普通になってきた現状では、あまりよろしくない状況だ。正直誤操作もしやすい。

ただ、「Angry Birds Dream Blast」の根本的な問題として、物理演算を使っている関係上「実は繋がってなかった」のもあったりするけど、落ちてくるドリームバブルの色がランダムなせいで、レベル開始時から「あ、詰んだわ」ってなることがあるのが問題。大問題。
いわゆるここが課金要素だとは思うんだけど、課金したところで如何せん運なので制限タップ数がらみに課金する気にもならない。
ただ、ドクターマリオワールドみたいに「本来は課金しないと使えないアイテム」が、意外と簡単に入手できるところは本作のいいところだろう。
オブジェクトを無条件に壊せたり、ドリームバブルの並びが明らかに悪い時に引っ掻き回せたり。
「課金を煽っている」と言われればそれまでなんだけども、アイテムのアイコンも「パチンコ」だとか分かりやすくて直感的なのが非常にいい。
ぶっちゃけると、「ドリームバブルの色がランダム」という課金のための(?)奇妙な点さえなければゲームとして完璧だと思う。

ゲーム感想を書いておきながらなんだけど、Angry Birds Dream Blast、ついでにドクターマリオワールドも、日本的に見て商業的に成功するかと聞かれれば「多分キツいと思う」の一言だ。
でも、マッチ3パズルとしては凄く面白いアイディアだし、ただのマッチ3パズルクローンが蔓延っている現状だと、個人的にはどちらも褒められ注目されるべきタイトルだと感じた。
ドクターマリオワールドに関しては結構酷評しちゃったけど、まだやり込んではいないから、ゲーム感想を書くとしたらもうちょっと後になると思う。
何しろローンチしたばかりだし、バッテリーうんぬんとかももしかしたら良くなるかもしれないし、とりあえず様子見ということで。

うーん、ドクターマリオワールドに関しては、LINE・NHNのツムツムタッグだからツムツムっぽく行けば、ゲームスペック的に軽量だし普通にいいと思ったんだけどなぁ。ドクターマリオってそこまで重くなるようなゲームじゃないよ。
あくまで任天堂が任天堂作品であることに拘ったことが原因なのか、それとも「任天堂の懐に潜り込んでブランドを破壊していく」という任天堂の倒し方に気付いたのか。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

4 5 6 7 8 9 10

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索