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鮭べんとー / URARAKAβ 2023/08/18 16:16

複数のオンラインイベント会場でWEBオンリーを開催/参加した話

noteのようなタイトルですが、noteアカウントのパスは忘却の彼方なので、こちらCi-enで記事を作成しました。
全体公開になってますので、ピクスク以外のサービスでWEBイベント主催を検討中の方々の参考程度にでもなれば、と。
なお、ピクスクに関しては、女性向けジャンルの国内最大手で利用者も最多のため、記事内で特記する必要はないと思ってます。


PICREA(ピクリエ)

おそらく真っ先に移行先として挙がったであろう、ファミコンやスーパーファミコン等のクォータービューRPGに近い雰囲気を持つオンラインイベント会場です。
2023年1月に正式サービスが開始されました。
α・βテスト一般募集のような物は特になし。告知から数ヶ月で正式サービスが開始されました。

運営会社は、漫画家さんやアシスタントさんの一部に有名な「背景倉庫」という漫画用の背景素材を販売しているウェブサイトを運営している『株式会社リプレッド』というところです。
2015年設立、本社が福井県鯖江市にあるらしく、鯖江の背景素材が無料配布されていたり、鯖江名物や特産品のアピールにも力を入れている印象。
コミケやCity、pictSQUAREのイベントに割と普段から企業出展していて、弊サークルの(主催者名義は「天外魔境シリーズWEBオンリーイベント実行委員会」)ピクスク開催イベントにも何度か企業出展をお願いした経緯があります。

外部リンク:背景倉庫株式会社リプレッド
外部リンク:PICREA(ピクリエ)

まだまだサービスとしては発展途上ですが、問い合わせや要望へのレスポンスが比較的早めです。
私も、サービス開始初期にテストプレイヤーかデバッガー感覚でイベント開催機能を色々試して報告していました。(数値入力最大桁数のチェックとかアバター移動速度変更時の当たり判定のズレとか、これらは現在修正済です)
こちらの要望も結構汲んでくれる感じで、今までに企業出展エリアやチャット機能の実装をお願いしてきました。
そして、先日のピクスク個人情報流出騒動を見て、即座に二段階認証(ワンタイムパスワード)の導入をお願いしました。
こちらもすぐにお返事がきたので、続報に期待したいところです。

さて、一般参加者としては、正式サービス開始後にピクリエで開催された「エアブーオルタ001」へお試し参加してみました。
上記の画像がそれです。
既に撮影モードが実装されており、サークルの入っているスペース(机)には自動でボカシ処理がかかります。

アバターは斜め移動が可能な、クォータービューRPGタイプのアバターです。


※クォータービュー=見下ろし(俯瞰)画面(視点)型。

アバターを生成する画像は透過png、6パターンの動きが必要です。

アバター画像 例)


※アバターの作成画面です。ドット絵にこだわる必要はありません。

このアバターを使って会場MAPを歩き回る訳ですが、PCの場合は十字キーの他、オンラインゲームやminecraft等でお馴染みのWSADキーによる移動が可能です。
※2023年8月現在、キーコンフィグは未実装ですが、将来的には可能になるようです。

サークルの店舗はこんな感じで表示されます。


店舗の画像構成はレイヤー2枚(上下)に分かれており、上下領域の間に、設定した「店番アバター」を表示する事ができます。
店番アバターの頭上には、最大で全角/半角10文字分の文章を表示可能です。
例えば、ピクスクの退室防止で設定していた「@離席中です」「@エアスケブ受付中!」「@新刊あります」といった看板感覚で使っていた文章を表示させるのも手です。(ピクリエでは@は不要です)

ついでに会場の退室時間について触れておきます。
正確な時間は計測していないのですが、一定の間隔で会場から強○退室させられるようです。
この辺は店番アバターを置けるのと、チャット機能はイベント開催中はログが残っているので、あまり気にしなくてもいいのかもしれません。

サークルの店舗をクリックまたはタップすると、先述したチャット機能と同じく、サークルの詳細(お品書き)画面が表示されます。
お品書きもチャットも、iOS端末(safari)の場合はポップアップ、PCやAndroid(Google chrome)では別タブで開きます。
なので、iOS端末で会場に入る際は、ブラウザのポップアップブロックをオフにしておかないと何も表示されません。

イベント内チャット機能に関しては、将来的には会場MAPに埋め込む予定のようです。
リンク:運営からのお知らせ「チャット機能(β版)実装のご案内

下の2枚は、チャット機能が実装される前の操作画面です。


こちらはチャット機能実装後の画面。

「サークルカットモード」にしておくと目当てのサークルが判別しやすくなります。

イベント主催機能について、ピクスクのようなテキスト入力型ですが、htmlタグには対応していないようです。


※タグがモロ出しです。

また、イベント名は全角/半角で67文字までのようです。

イベントの管理画面です。色々並んでます。


この中で一番ピクスクと違って戸惑うのが「サークル配置・管理」です。
(それ以外は概ねどこも似たような感じなので特筆はしません)

ピクスクはデフォルトで会場MAPにスペースナンバーが割り振られていましたが、ピクリエは主催者が全部入力する必要があります。
ある意味自由度が高く、スペース名を「魔界【マンモン門】」「魔界【バエルの間】」「万魔殿 01」「†入滅波動:蝕†」等にしてしまえそうなのですが、サークル参加締め切りや配置日をイベント開催まであまり日がない時期にしてしまうと、慌てふためく事になってしまいます。
小さいイベントなら最小限(それでも30スペース分割り振っておかないとイベントページに自動生成される配置画像で空白が出てしまいます)で済みますが、60スペース以上あると物凄く大変です。
※この辺は要望が多ければ改善されるかもしれません。

サークル店舗は、デフォルトの状態では机と椅子が設定されています。
これは会場MAP画像に予めレイヤー分けされた机が載っているだけなので、会場MAPのテンプレートをいじって削除できます。
※テンプレートは「イベント管理」→「作成したイベントの一覧」→「イベントの個別編集」→「マップ管理」→「背景画像アップロード」のページからダウンロードできます。

実際に机を削除してドット絵素材で組んだ会場MAPの画像です。


2023年3月26日開催:ふらっとJIPANG お試しmini 天外魔境シリーズWEBプチオンリー【馬鹿(うましかの)祭2023】
※会場MAP用にお借りしたフリー素材(無償・有償含む)
外部リンク
ブーソンの和風素材置き場
ドット絵世界
てんぱる1

ただし、机を削除しても、当たり判定(透明な壁、侵入不可領域)は残ったままとなります。
※その辺も要望を送れば削除可能になるかもしれません。
ピクスクのように、迷路MAPやジャンケンイベントで遊びたい!という場合には、ある程度の工夫が必要です。

それと、イベントには、主催者に何かあった時のために「副主催」を設定する事ができます。
副主催を依頼する相手にも、当然ながら会員登録は必須で、ピクリエに登録したメールアドレスを設定する必要があります。
以前開催されたイベントで、主催者が緊急入院等で動けなかったために副主催が急遽サークル配置を代行して無事に開催されたという事例もあります。
コロナ禍は収束した訳ではないので、何かあった時のためにも信頼できる誰かに副主催をお願いした方が良いでしょう。
(ちなみに筆者はぼっちなので誰も居ません…)

また、ピクスクでは主催者アナウンスという形で会場全体に「#本日はお忙しい中当イベントへご来場くださいましてありがとうございました」等のアナウンスを定型文登録や直打ちで発信する事が可能ですが、ピクリエにはそうした機能はなく、会場MAPへの「テロップ」という形で、指定時刻にアナウンスを流す事ができます。


先程出した画像のコレですね。
画面上部に主催が設定したテロップが流れています。

テロップは、予め管理画面から設定しておくため、ピクスクのように会場の様子を見ながらリアルタイムでアナウンスを流すのは難しいのですが、代替機能が用意されているぐらいの気持ちで使用しましょう。
もしかすると、これも要望を送れば……。

ピクリエの機能説明等に関しては以上です。

巷で言われている「動作が重い」等の意見や感想ですが、実際、ちょいと重いです。
MAP画像生成(サークル店舗や情報等の読み込み)に時間がかかるのかもしれないと推測している方も居りますが、オンラインゲームでもクライアント(ユーザーのPCに生成されたゲームフォルダ)からモデルやテクスチャを読み込んでいるため、ユーザーの環境依存の読み込みや同期の遅延が発生します。
(これが、近年実装された、クラウドサーバーに全てのデータを置いて、ユーザー側はログインするだけという方法なら、環境依存によるストレスは軽減されますが…)

自ジャンルのように、参加者が多くても10ちょい(平均サークル参加数2~3)の場合には、読み込み時間は1秒かかるかかからないかぐらいです。
90スペースや120スペースのMAPを読み込ませようとすると結構重くなってしまうため、1MAPのスペース数は30か60に留めておいた方が良いのかもしれません。

サイトのセキュリティに関しては、2023年8月17日に公式から発表があったように、登録情報は暗号化されているのと、遂時サーバー監視体制を敷いており、また、「背景倉庫」は会員登録制のダウンロード販売/通販サービスを長年運営している事から、ある程度の対策はされていると思われます。


VOiCE VR


※画像は、VOiCE運営主催の某ジャ〇プ漫画(アニメ)オンリーに参加した時の記念撮影写真(当時はロビーでの集合撮影、現在では撮影スタジオが3つ用意されてます)です。

VOiCEでのイベントを主催したのは、2021年10月でした。
当時のまとめ記事は、イベントサイト内に掲載しています。
20211024今は遠き青の大地

VOiCE運営スタッフの記事はこちら

当時は、イベントをVR会場で個人主催したいという人がまだ誰も居なかったそうで、記念すべき第一号的な厚待遇を受けました。
そのため、VOiCEの運営スタッフさん達と手探りで、ああしてはどうか、こうしてはどうだろう等の意見交換をしつつ、イベントを作り上げていきました。
当時のUIはまだ外国語で(海外のVRシステムを利用しているらしく)、参加者が困るだろうから日本語UIにして欲しいとの要望もすぐ受け入れられました。

ちなみに、運営は老舗同人印刷所の一つである「くりえい社」と「ホープツーワン」による共同開発/運営です。
・外部リンク:くりえい社
・外部リンク:ホープツーワン
・外部リンク:VOiCE
※ついでに、当時はホープツーワンの社員2名だけで開発/運営していたそうです。現在ではスタッフが増えています。

ここの特徴は、何と言ってもVRです。
近年流行のVRchatのように、3Dモデルのアバターで入室し、チャットまたはボイスチャットでの交流となります。

ただ、VRゴーグルや専用ハードのような物は必要なく、ピクスクやピクリエのように、PCやタブレット、スマホ等のブラウザでオンラインイベント会場に入って歩き回る事ができます。


※写真は某血〇戦〇オンリーのホール内記念撮影に混ざった時の物です。

アバターは、VroidやBlender等の3DCGモデル作成可能なツールがあれば、自作したアバターをアップロードして使う事が可能です。

デフォルトでも、ネコやシバイヌ、ウサギ、といった可愛いデザインのアバターが用意されていて、それを選択する事で入場できます。
また、サークル参加者(とイベント主催者)は会員登録必須ですが、一般参加であれば登録なしで参加できます。

VR会場でのサークルスペース設営は、開催一週間程前に運営から案内メールが届いて、設営可能になります。
※設営にはVRシステムへのログインが必要です。

こんな風に飾り付ける事ができます。


設置可能な画像は、透過png、gifアニメ、jpeg、pdfなどです。
ただし会場内にあまり重い画像を置くと、読み込みの負荷が高くなり、エラーが出る事があります。
画像は圧縮するか、または画質をなるべく落とさず容量を削減するウェブツールを使ってサイズを落とした物を設置しましょう。
・外部リンク:画像イメージをオンラインで圧縮する
※リンク先はpng圧縮です。jpeg、gif、pdfの圧縮も可能です。

主催イベントでは、こんな風に会場全体を飾り付けました。


※写真は2022年8月に開催した『天外魔境プチオンリー』の物です。

サークル参加と頒布物の登録やイベント主催は全てマイページから行ないます。

開催したいイベントを、「主催するイベントの確認 参加申請の承認」タブ上部にある【イベント開催登録】から必要事項を記入して申請します。


申請後、審査を経て運営からイベントの承認メールが届きます。

私が主催した2イベントの頃は正式サービス前だったので開催費用無料・VR会場使用も無料でしたが、現在ではVR会場での開催には料金がかかります。

だいたいの事は公式にガイドがありますので、そちらを参照してください。
VOiCEの始め方 VRイベント主催編
料金のご案内

また、2022年9月からはVRイベント開催費無料のキャンペーンが行われています。
【延長中】VRイベントお申し込みキャンペーンのお知らせ
先着10イベントまで全ての手数料が無料なので、お試しで3サークル以上集めて開催してみたい!という方は是非。
(終了時期は未定ですが、運営に問い合わせてください)
R18の有無やBL、GL等のイベントも開催可能です。

何よりここは同人作家にとって身近な存在である印刷所が運営しているという安心感があります。
スタッフの方々も同人事情に詳しく(何しろ印刷所の中の人達なので)、例えば参加者にとっての地雷カプを別ホールへ配置したい等の要望は通りやすいでしょう。

Discordの専用サーバーも存在します。
VRオンライン即売会VOiCE:招待コード掲載ツイート(X、旧Twitter)

わからない事はメールやDiscordのサーバーでチャットまたは通話で訊けるので、(XのDMでも可)フットワークが軽い運営と言えるでしょう。

VRなので、フリーBGMを会場に流したりもできます。

動作に必要な推奨スペックの記載は公式にはありませんが、Androidの端末やPCならそれほどストレスはなく、3~4年前のスマホでも快適に動作します。
iOSは端末のメモリによるのか、動作報告がまちまちです。
重くて入れないという人も居れば、接続すら不可能という人、入れるけどカクつくという人、問題なく快適に動くという人……など様々です。
Google chromeの端末は試した事がありません。

それから、何もVR会場の利用が必須というわけではないのも特徴です。
VOiCEでも、ブラウザのみのイベント開催が可能です。
ピクスクやピクリエのような感じではなく、近いのは「とらのあなWEBオンリー」のような、サークル情報と頒布作品へのリンク集という感じになります。
VOiCE Project イベント一覧

VR会場使用のイベントには【VR】のアイコンが付いています。
アイコンの無いイベントはブラウザのみの開催イベントです。
鍵を付けたシークレット開催にも対応しています。

他にも、VRを利用した、原稿修羅場の缶詰ルームやVtuberさん用の配信ルームなどの貸し出しも展開しています。
それらは初期費用一ヶ月無料で借りる事ができるので、Vtuberさんに広めてあげてください(おそらく切実)。
※ここは広報がちょっと目立ってない感じで、若干マイナー扱いされているのが残念です…。

今すぐVRイベント主催申し込みはちょっと敷居が高いなあ…という場合には、運営が定期的にオールジャンルイベントや特定ジャンルのオンリーを主催していますので、一般参加で覗いてみるのも良いでしょう。


エアブー

同人作家には馴染みの深い、「赤ブーブー通信社」が運営するエアイベントサービスです。


・公式サイト:#エアブー

ここは、公式がビッグサイトでのリアルイベント開催と同時に、サイト上でエアイベントを開催しています。
決済方法はb2参加券かクレジットカードぐらいなので、今後の対応が待たれるところです。

そんなエアブーにも、2023年3月29日からエアイベントの個人主催が可能になりました。
・公式ガイド:自分でイベントを開催する

2023年8月現在はキャンペーン期間中ということで、サークル参加費無料でのエアイベントが作成できます。
キャンペーン期間終了後は、先着20スペースまで(主催本部スペース込)なら参加費無料、超過すると330円のシステム利用料がかかるようです。

ここもピクリエ同様に企業出展枠を常設で置いているので、主催者が印刷所や企業に打診して回る必要はありません。

もちろん、イベント主催には会員登録が必要です。

手順は以下の通りです。

まず、イベントを「仮作成」します。


主催名義は「〇〇委員会」でも「〇〇を愛でる会」でもOKなので、開催したいイベントに合わせて気軽に作成しましょう。

イベントを仮作成すると、続けて仮本部の作成に入ります。


ここでは予めテンプレートが用意されているので、テンプレートを書き換えるだけでもOKです。

仮作成が終わると、審査後に運営からイベント承認の連絡がメールで届きます。
これで本部スペースとイベントを本公開できるようになりました。
サークル参加を募集したい日付に合わせて公開しても良いですし、すぐに事前公開して募集の告知は後からしても大丈夫です。
(とはいえ、公開した時点で募集開始になります)

主催イベントがエアブーのトップページに表示されていない場合は、「開催イベント一覧」の「もっと見る」ボタンを押せば


こういう風に表示される一覧ページから確認できます。

サークル参加に必要な物は、頒布作品ページへのリンクやサークルの看板画像ぐらいです。
スペースに表示されるアバターの画像を自作する事もできます。


こういうアバターですね。

これも自作用のテンプレートが用意されているので、


「アイテム登録」から、必要なテンプレートをダウンロードし、自作した画像をアップロードすれば使用可能になります。
※自作しなくてもデフォルトで用意されている髪型や顔、服装などを組み合わせるだけでアバターが作成できます。

エアブーでのイベントは、チャット機能(ルーム)も用意されていますが、どちらかというとリンク集にアバターとチャットがオマケで付いている感じです。
※最近実装された機能で、主催者は会場MAPにモニュメントを設置できるようになりました。ここもまだまだ発展途上中です。

ピクリエとも業務提携しているので、ピクリエでエアブーが開催される事もあります。
・参考:#エアブーオリジン002


OperationVR: EXHIBITION

通称「オペブイ」(公式による発信)、有志が集まって構築・開発・運営しているバーチャル同人誌即売会です。


※画像は、スペースの設営確認用の簡易ルームみたいな場所です。

ここもスマホやタブレットでの閲覧・入場が可能ですが、やはり3DのVR空間なので、それなりのスペックを必要とします。
※一応、おおまかに動作環境が記載されていますが、推奨はやはり「比較的新しいスマホやタブレット等の端末」のようです。
PCでの操作はストレスフリーですが、スマホやタブレットでの操作は、慣れていないと若干モタつくかもしれません。

アバターは全員、某ボボ〇ーボ・ボー〇ボの「とこ〇てんの助」が白くなったような見た目になります。
自作アバターのアップロードや置き換えはできません。
頭上にHNやPNが表示される事もなく、場内チャットもないので、匿名性に配慮した作りです。
一応、サークルスペースへ行くとWEB拍手のような簡易メッセージを相手に送る事ができるので、それが唯一の交流手段です。

また、運営が主催のイベント開催時は、「ラジオ・オペブイ」という動画配信があります。
お便りの募集や、軽食のレシピ募集・公開などをしているので、イベント感はあります。

ここも個人主催でのイベント開催が可能です。
開催申し込みは、希望日時やジャンル等の必要事項を運営にメールし、事前審査とメールでの打ち合わせを経て開催する形になります。

サークルの頒布作品の審査もありますので、ここもサークル参加締め切りや配置予定日などは余裕を持った方が良いと思われます。
(というのも、ここでの主催を経験した事はありませんので、サークル参加してみての経験談です)

イベント主催には条件があり、オペブイ主催のイベントへの参加経験の有無をはじめ、いくつかの厳しい審査があります。
イベントを開催したい 主催サポート

やはり有志での個人運営となると、サーバー維持費が高額なため、生半可な気持ちで開催を申し込んだり、途中で連絡が取れなくなったり、開催日に音信不通になったり、といったケースが出ると大問題だからでしょう。

なので、必然的にテスト開催も不可能です。
お試しで開催するとしても、やるならガチが望ましいと思われます。

また、ここはサークル参加や一般参加にも入場チケットが必要なのも特徴です。
イベント開催は、昼の部、夜の部、と分かれており、一日中サーバーを開放しているわけではない事も留意してください。


筆者が知る限りの、個人主催が可能なオンラインイベントサービスの紹介は以上です。
ここからは、サークル参加や一般参加が可能なオンラインイベントの紹介となります。


NEOKET


pixivが運営するバーチャル同人誌会場です。
pixivへの会員登録の他、NEOKET専用のアプリを配信している『XR CLOUD』への会員登録も必須となっています。
・参考:公式サイト ピクシブ主催のオールジャンルオンライン即売会「NEOKET5」
※サークル参加の場合、NEOKETへの参加申込とXR CLOUDに登録したメールアドレスが同一でないと認証されませんのでご注意ください。

接続、入場はPCオンリーです。
スマホやタブレットには対応していません。
作品を頒布可能なサイトはBOOTHのみです。ただし、BOOTHにお品書きを「商品登録」すれば、委託書店や電子書籍サービスへのリンクを貼る事は可能です。
また、NEOKET会場内では「有償頒布のみOK」という制約がありますが、BOOTHの商品登録やお品書きページには無料配布品を置いていても(会場に設営しなければ=直リンクを貼らなければ)問題ありません。
あくまでも会場内での無償頒布はNG(宣伝としての展示のみ可)となっています。

また、参加には規約遵守とあり、サークル募集数も定員制のため、運営による事前審査があり、コミケのような当落確定気分を味わえます。
オールジャンルでR18作品の頒布も可能です。

サークル参加に当選すると、pixivメッセージを通して運営から連絡がきます。
設営や頒布作品の相談、運営への質問などは全てDiscordの専用サーバーでのみ行われており、開催が終了してから一定期間経つと、専用サーバーは閉鎖され、次回参加時には、新しい専用サーバーへ参加する事になります。

アバターはデフォルトで用意されている物から選ぶか、Vroidで作成したアバターのみ専用のサイトへアップロードすれば、NEOKETでの使用が可能です。
会場ではテキストチャットとボイスチャット、アバターのエモート(アクション)での交流ができます。


まんだらけ ありある

・公式サイト:まんだらけ 電脳イベント ありある

古物商「まんだらけ」が運営する電脳空間上のショップサービスです。
こちらに出店した事はありませんが、サイトを見た感じでは、かなりコアなメタバース空間です。
ショップでのやり取りは、テキストチャットのみのようです。
コアなコレクターと取引したい場合に利用してみるのもいいかもしれません。
現在はキャンペーン期間中なのか、無料で出店(VRテナントを借りられる)できるようです。


Comic Vket

・公式サイト:Comic Vket3
公式X(旧Twitter)

VRゴーグルに対応した、メタバース上のオールジャンル同人誌即売会です。
スマホやタブレットのブラウザでも入場可能ですが、負荷が高いため、かなりのスペックを必要とします。
どちらかというと「VRchat」慣れした人のための空間と言えるでしょう。
サークル参加費は無料のようです。
かなりの来場者数を誇り、同運営主催の「バーチャルマーケット 2022 Winter」では、70の企業出展と540サークル、来場者数は100万人(海外からの接続含む)を超えたそうです。
・参考:ASCII.jp「来場者100万人 世界最大級のメタバース即売会「バーチャルマーケット」 」


XR CROUD

XR CLOUD公式サイト

先述の、pixiv NEOKET専用のアプリを開発提供している大元のサービスです。
今のところ、法人のみイベントの主催が可能です。
NEOKETはPC専用アプリですが、XR CLOUDはAndroidとiOS端末でもアプリを提供しているようです。


以上、過去に調べた中で知っている限りのオンラインイベントサービスを書き出してみました。
推敲すらしてないので、情報の抜けがあるかもしれませんが、ピクスクの個人情報漏洩を受けて他社サービスへ移行したいという主催の方が少なくないため、多少は参考になるかと思いたいところです。

長々と書きましたが、メタバースは進化の途中で(袋小路に入ったという意見もあるが…)、これからもどんどん色んなサービスが出てくるでしょうし、同人市場への参戦企業が増えるかもしれません。
将来的には、小説「新デジタル・デビルストーリー」に出てきたような脳波モデムを着装し、「デビルサマナー ソウルハッカーズ」でヒロインに導かれた主人公のように、バーチャル空間へのフルダイブが可能になるかもしれません(比較的最近で言うと「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター神ゲーに挑まんとす~」のような、五感フル体験型VRマシン?)。

サークル参加者や一般参加者に合わせて場所を選ぶも、主催者が気に入った・使いやすいと感じた場所を選ぶも、自由です。

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鮭べんとー / URARAKAβ 2023/02/12 12:00

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鮭べんとー / URARAKAβ 2022/08/06 03:46

『おっちゃんの受難R18』『おっちゃんの恩返し』へのレビューや評価等ありがとうございます。

DLsiteにて頒布中の拙作『おっちゃんの受難R18』『おっちゃんの恩返し』へのご評価およびレビューや応援コメント誠にありがとうございます。

『おっちゃんの受難R18』は、男性向け同人誌的な感覚でR18描写のみあれば良いという感じで制作しておりました為、冒頭に至るまでの描写は省いてあります。
「何故こうなったのか(ストーリー)が判らない」等のレビューはご尤もです。混乱させてしまい申し訳ありません。それでも暖かいお言葉を頂戴しまして感謝しております。

また、おっちゃん(本名:ゴードン)本人とその周囲のキャラクターには、本編『おっちゃんとプクくん』を主軸とする外伝やら番外編やら、もう一人の主人公であるプクくんことロエと、彼が所属するチームメンバーとの日常を描いた『プクリポのいる生活 準備号①~④』『プクリポのいる生活(アンソロジー)』『プクくんの観察日記』等ございますが、それらで描写したエピソードも順番(時系列)バラバラで断片的にしか描いておりません。



なので、メインストーリーは本編である『おっちゃんとプクくん』をご覧いただくしかないのですが…





※『おっちゃんとプクくん』後日談の『おっちゃんとプクくんと盟友と』はこちら( https://chobit.cc/35twa/1si66cge )で無料閲覧可能です。また、外部サイトになりますが「DiGiket.com」にてPDFファイルを無料配布しております。( https://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0215671/ )『プクリポのいる生活 準備号』も無料配布中です。

『おっちゃんとプクくん』は長編でして、全3巻構成+αのまだ1巻しか発行できておりませんので続きを気長にお待ちいただくか、






※上記4画像は『おっちゃんとプクくん2』の下絵です。
『おっちゃんの受難』シリーズの方に登場している「上官殿」ことグレン城の何番目かの師団を率いる(同じくオーガの)イヴァンの視点から見た過去~現在までのストーリー『片影と追憶の桜』(こちらも全3巻予定)の発表をお待ちください。
そちらには『おっちゃんの受難R18』の前後譚も含まれます(ので必然的にR18)
https://www.dlsite.com/bl/announce/=/product_id/RJ361729.html



※上記3画像は『片影と追憶の桜』の下絵です。
改めまして、ご愛顧とご愛読をいただき厚く御礼申し上げます。

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鮭べんとー / URARAKAβ 2022/07/23 12:00

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