投稿記事

役演亭 2023/01/19 17:56

サイト (ホームページ) のリニューアルの実施

12/28 の記事の「今後の展望」に書いていた背景の一環で、公式サイトのリニューアル作業を行いました。

■ 公式サイトの URL (別窓で開きます)
https://yakuentei.jp

WordPress に頼るのを止めました

WordPress は、主にブログ系のサイトを中心に多くの人が採用しているため、ご存じの方も多い CMS (=コンテンツ管理システム) の 1 つだと思います。

役演亭の公式サイトも、リニューアル前は WordPress で管理していましたが、リニューアル後は WordPress 自体を使うのを止めることにしました。

その結果、以前よりもシンプルなデザインになりましたが、ページの読み込み速度などはかなり軽快になりました。

WordPress からの乗り換え先

実は、C# でプログラミングして自作した CMS に乗り換えました。
(C# で作った理由は、普段のゲーム制作 (Unity 環境) でも使用していて慣れているからです)

仕組みとしては、ローカル上 (自分の PC 上) であらかじめ「更新日」や「メニュー」などの情報を合体させた HTML ファイルを自動生成させる、というものです。

つまり、WordPress とは異なり、毎回「アップロード」が必要になります。
(昔ながらの FTP を使用してアップするやり方と同じです。)

この方法は、面倒な作業が若干増えますが、「サーバー上で動く CGI, PHP 等のプログラムが不要」なので、セキュリティ対策 (侵入・改竄リスクの低減) や動作の軽さの面で有利です。

(以下は、WinSCP という、FTP のセキュリティ強化版 (SFTP) に対応したフリーのクライアントソフトのスクリーンショットです)

「HTML、CSS などでホームページを自作した経験のある方」なら同意していただけると思いますが、サイト管理において最も厄介で面倒な作業の 1 つが、「更新日」や「メニュー」、「タイトル」などの、どのページにも入れるべき情報の管理です。

これらの管理が面倒だから、(HTML や CSS は自分で書けるけど) WordPress などに頼っている、という方も多いはずです。

そう感じるのは、私「鈴木YE」も同じなので、そういう「面倒なところ」は、もちろん、自作の CMS でも自動化しました。

また、ホームページのアクセス解析等で Google Analytics を使っている方も多いと思いますが、もちろん、Google Analytics のタグをすべての HTML に埋め込む作業 (下記) も自動化しました。

(WordPress 使用者の方は、プラグインを使ってこれを行っている方が多いと思います)

WordPress を使うにしても、自作するにしても、手書きで HTML を書くのが「記事本文」だけで済めば、ホームページの管理がぐっと楽になるということは、HTML でホームページを作ったことのある方ほど納得していただけると思います。

なぜ WordPress を使うのを止めたか

WordPress などの既製品の CMS を使ったことのある方なら分かっていただけると思いますが、主に 2 つの理由があります。

1. アップデートによる仕様 (挙動) の変更

WordPress を使ったことのある方なら分かっていただけると思いますが、WordPress は、テーマやプラグインも含めて、頻繁にアップデートされます。

アップデートによって、微妙に仕様 (挙動) が変更され、以前にブロックエディター等で配置したパーツ (文章、画像、埋め込み Youtube、などなど) でエラーが発生しておかしくなることもあります。

しかし、アップデートしなければセキュリティ関連の不具合も修正されなくなるので、アップデートしない、という選択をしない訳にもいきません。

CMS を自作すれば、仕様の変更を全部自前で管理できますので、これらの問題に悩まずに済みます。

2. 細かなカスタマイズをしようとすると、結局プログラミングが必要

WordPress は、テーマやプラグインによるカスタマイズ機能が豊富なので、それらを探してインストールすれば、大抵のことはできます。

しかし、テーマやプラグインは他人が作ったものですから、細かいところを変更したい場合は、「カスタムテーマ」などの機能を用いて自分で PHP のソースコードを編集しなければなりません。

また、個々のテーマやプラグインは、作者が別々であることが多いですから、WordPress で作ったサイト自体が「フランケンシュタインの怪物」のようなちぐはぐな化け物になりがちです。

RPG ツクール等で、スクリプト素材に頼ってゲームを作っている方々も、これと似たような問題 (=スクリプト素材間の競合問題) に悩まされている方も多いはずです。

つまり、他人が書いたプログラム (PHP) に手を加えるくらいなら、1 から全部自作した方が管理しやすいという側面もあるのです。

今後の公式サイトの管理について

今後は、12/28 の記事の

  • 1. ゲーム制作「以外」の活動について (フォロワー限定記事)

に書いた内容のとおりに、公式サイト上にコンテンツを追加していく予定です。

実際にこのプランを実行するにあたって、WordPress のままだと上述の理由 (特に「1. アップデートによる仕様 (挙動) の変更」の方) から、持続性の面で不安を感じた、というのが、CMS を自作するきっかけとなりました。

早々と「ゲーム制作」の方に戻りたいという気持ちもありますから、あまり時間はかけない予定です。(自作 CMS の方も、あまり時間をかけずに短期間で作りました)

ゲーム制作も重要ですが、持続可能なゲーム制作を実現するためにしなければならないことが今の「役演亭」にあることも事実なので、バランスを取りながらやっていきたいと思います。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

役演亭 2023/01/13 17:24

「~の生徒達」の超能力用語の元ネタなど

既に Twitter や Ci-en でも何度か触れたことがありますが、「~の生徒達」シリーズに出てくる超能力用語は、主に、M●THER シリーズからの影響を受けています。

(※ 伏字になっているようで、なっていませんが、これは「わざと」です。)

例えば、装備品であるサイコストーンが「PK」という接頭辞で統一されていたり、後ろに強さの段階を示すギリシャ文字 (α/β/γ/Ω) が付いているのも、M●THER シリーズが元ネタです。

その M●THER シリーズも、やはり超能力を題材にした SF、オカルト要素のある作品です。

他にも、宇宙人やタイムマシンなど、超能力以外の SF 要素が出てくる点でも「~の生徒達」と似ていると言えます。

作者である鈴木YE自身も、この手の SF、オカルト要素が混ざった世界観やキャラクターを好む傾向があるため、むしろM●THER シリーズから影響を受けてしまったのが正解です。

M●THER シリーズからの影響は特に絶大で、SF、オカルト要素以外でも M●THER シリーズから影響を受けている箇所があります。

例えば以下の SMAAAASH!! 演出も、M●THER シリーズが出典です。

M●THER シリーズ以外が元ネタとなった箇所

作者である鈴木YE自身が「超能力」「SF」「オカルト」要素が好きということもあり、特に超能力関連の分野では M●THER シリーズ以外の一般的な SF、オカルト系用語も取り入れています。

例えば、「光の絆の生徒達」の装備品に設定されている「ロール」(役割) の名称は、「スピリチュアル」界隈で頻出する用語から取り入れています。

※ 前作「心の力の生徒達」ではエンチャントの名称として取り入れていました。

下記の 4 種類は、スピリチュアルの世界では有名な言葉ですが、スピリチュアル自体がマニアックなジャンルですので、知っている人は 4 つとも全部知っているけど、知らない人には全部分からないのではないかと思います。

  • グラウンディング
    • 「地に足を付ける」「地球と一体化する」の意。
    • ゲーム中の効果も、この意味に準じて「ミスタイプから守る」という安定性向上の効果に。
  • バイブレーション
    • 霊的な意味での「波動」のこと。原義は「振動」。
    • ゲーム中の効果も、この意味に準じて「攻撃能力上昇」の効果。
  • ライトワーカー
    • 日本語では「光の奉仕人」の意。霊的な力で他者を助ける人々のこと。
    • ゲーム中の効果も、この意味に準じて「サポート能力上昇」の効果。
  • アセンション
    • 「上昇」の意。特にスピリチュアル界隈では、1 つ上の霊的なランクに上昇 (言い換えれば「覚醒」) することを意味する。
    • ゲーム中の効果も、この意味に準じて「必殺技強化」の効果。

超能力自体も、「心」の力を具現化したものであると言えますので、スピリチュアル系用語との相性が良いと感じます。

ゲーム的にも、世界観をそれっぽく強化できるありがたい専門用語達だと思います。

チート装備のロール名称「クリエーター」について

実は、「光の絆の生徒達」でチート装備 (タイピングのみに集中できるようにするための装備) を追加するにあたって、ロール (役割) の名称をどうするか非常に悩みました。

なぜなら、既にロールとして採用済みの「アセンション」という言葉が、スピリチュアル界隈では「最強クラス」のパワーワードだからです。

他のゲームにおける「アセンション」の採用事例

他のゲームの事例を見てみると、例えば宇宙を舞台にした有名な RTS 作品 (※ イギリスとカナダに拠点を置く会社が開発した洋ゲー) である「Sins of a Solar Empire」にも、以下のように「アセンション (Ascension)」がもちいられています。

上記スクリーンショットの「一番右」側にあることからも分かるとおり、Ascention Rites (アセンション・ライツ = 上昇の儀式) は最もレベルの高いアップグレードの 1 つです。

この陣営 (アドベント) は、他の宇宙文明を「強い洗脳能力」で支配することに長けた恐るべき「宗教陣営」だけあって、他のアップグレードにも超能力、スピリチュアル関係の用語が頻出しています。

最高クラスのアップグレード名の 1 つにも採用されているくらいなので、それだけ「アセンション」という言葉は中途半端な強さを持つスキル名としては採用しづらいほどの力を持っていることを意味します。

ちなみに、上記と別のゲームでは、「アセンション」という言葉がクリア後の「裏ボス」の名前として採用されていた事例もありましたので、いかに「アセンション」という言葉が強力すぎるのかがお分かりいただけるかと思います。

「アセンション」以上のパワーワードは存在するのか?

いわゆる「悟り」や「覚醒」に匹敵する意味を持つ「アセンション」。果たして、これを超えるスピリチュアルワードは存在するだろうか?

これを悩んでいたとき、鈴木YEの頭の中に 1 つのパワーワードが思い浮かびました。

そうだ! 「創造主」(=神) だったらスピリチュアル界隈では無敵じゃないか!!

ということで、「アセンション」以上の効果を持つチート装備に割り当てるロールの名称は、以下のように「クリエーター」になりました。

要するに神様でありゲームマスター。何人たりも超えられない。まさにチートする者にふさわしい称号です。

そして、再び M●THER シリーズに回帰…

せっかくなので、ロール「クリエーター」が割り当てられた各属性のサイコストーンの名称は、宝石 (パワーストーン) ではなく、M●THER シリーズから取り入れることにしました。

なので、ロール「クリエーター」のサイコストーンだけ、名称がやたら攻めています。

  • 火属性:PKファイアーα/β/γ/Ω
  • 木属性:PKグラウンドα/β/γ/Ω
  • 水属性:PKフリーズα/β/γ/Ω
  • 光属性:PKビームα/β/γ/Ω
  • 闇属性:PKスターストームα/β/γ/Ω

M●THER シリーズを知っている方は、こう思うかもしれません。

M●THER シリーズそのまんまじゃないか!!

いえいえ…真の意味での最強装備だからこそ、あえて、思い切って「そのまんま」な攻めた名称にすべきだと思ったのです!!

ちなみに、光属性については、あえて、ス●ブラ等で有名な「PKフラッシュ」は避けて、ややマニアックな「PKビーム」という名称を採用しました。

つまり、M●THER ファンとして、ス●ブラをかじっただけの人には分からない名前も採用したのです。

…ということで、以上が、「~の生徒達」の超能力用語の元ネタなどについての解説となります!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

役演亭 2023/01/06 17:24

INDIE Live Expo Winter 2022 タイトル紹介ページ掲載のお知らせ & 裏話

先月の初め頃に、INDIE Live Expo Winter 2022 にて最新作「光の絆の生徒達 ~キャラメイク・タイピングRPG~」が紹介されました。

それから約 1 カ月が経ち、タイトル紹介ページの方にも掲載されていましたので、ここに紹介したいと思います。

掲載ページ URL

https://indie.live-expo.games/titles_ja/19220201580jp065/

動画 (生放送バックナンバー)

「47:03」のあたりから 15 秒間、本作が紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=LlT2eQccIdE

裏話

実は、当日の生放送で本作が紹介されたとき、ちょっとした「事故」が起こりました。

それは、1 つ前に紹介されたゲームが、人気サークル (※しかも約 20 年前から付き合いのある顔なじみのサークルさん) の作品になってしまったことです!

その名もズバリ
医療無法人おおやぶ死科クリニック
です!!

https://indie.live-expo.games/titles_ja/19220201570jp012/

※ 生放送動画のバックナンバー自体は、上の方に掲載した Youtube 動画の「46:48」あたりから見られます。

さすがインパクトが強いだけあって、話題を掻っ攫われてしまった感があります。

動画にもあるとおり、出演者からの反応も非常に良好な作品でした。

ある意味、本サークルのゲームにとっては「不運」な偶然でしたが、私「鈴木YE」自身もふらいんぐパンジャンドラムさんのファンですし、同じゲーム作者同士として (※当時はお互い「フリゲ作者」でした) 約 20 年間にわたりお世話になっているため、応援したいという気持ちもあります。

INDIE Live Expo Winter 2022 で紹介された作品は数百本にものぼる中で、このような偶然に恵まれた (?) のは、ある意味「奇跡」と言えるかもしれません。

「医療無法人おおやぶ死科クリニック」のすごさ

DLsite の全年齢にて、一時期、予告作品のお気に入りランキングで 2 位に入ったほどのすさまじさを持つ作品です。

https://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ373145.html

私自身も、本ゲームのテストプレイに参加していますが、「故意に医療ミスをやらかす」タイプのゲームであるにも関わらず、ゲームシステム、ゲームバランスの両面で非常に完成された作品なので、間違いなくおすすめできます。

単なるイロモノだけでは終わらない面白いゲームに仕上がっています。

いつもながら、奇抜な題材にも関わらず、ちゃんと「ゲーム」にしてしまう作者 (武藤FPさん) のセンスと才能には脱帽させられます。

本サークル「役演亭」の 1 つの目標

実は、本サークル「役演亭」の目指している目標の 1 つが、このサークル「ふらいんぐパンジャンドラム」さんです。

ゲーム作者 (フリゲ作者) としては、私の方が始めたのが先 (1999 年) ですが、私の方は社会人になってからまともにゲームが作れなくなってしまったこともあり、実質的なキャリアの長さは「ふらいんぐパンジャンドラム」さんの方が長いです。

フリゲ作者時代の人気も私より上でしたが、今ではすっかり手の届きそうにないところまで登り詰めてしまったように感じます。

「ふらいんぐパンジャンドラム」さんの Ci-en (下記) のフォロー数やお気に入り数を見ても、まさに雲泥の差です。

https://ci-en.dlsite.com/creator/453

もちろん同人・インディーに転向した「当初」のふらいんぐパンジャンドラムさんの苦労の大きさを知っているので一概には言えませんが、私自身も私自身で「プログラマー・システムエンジニアとして会社に生気を搾り取られてまともにゲームが作れなくなる」という苦渋を味わっています。

その苦労 (10 年以上まともにゲームが作れなくなった) をバネに、「ふらいんぐパンジャンドラム」さんに出来る限り追い付くべく、同人サークル (インディーゲームディベロッパー) として頑張っていきたいと思います。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

役演亭 2022/12/28 17:59

タイピングゲームを作った理由と、今後の展望について

既にお知らせのとおり、12/20(火) に、役演亭の 2 作目でもあり、タイピングゲームとしても 2 作目となる「光の絆の生徒達 ~ キャラメイク・タイピングRPG ~」をリリースしました。


しかし、一見して、需要があるのかどうかも分からない、ニッチのようにも思える「タイピングゲーム」をなぜ 2 作も連続して作ったのかと疑問に思っている方もいるかもしれません。


(前作は、上記のように「単キー入力」「ブラインドタッチ修得重視」のデザインでした。)

一部の理由は今までも小出しで書いて来たものと被っていますが、深くは触れていませんでしたので、そろそろ「なぜタイピングゲームにしたのか」について、深く語っていきたいと思います。

(かなりの長文になります。ご了承ください。)

現実的な理由:ゲームとしての作りやすさを重視

まずは現実的な理由からです。

Twitter にも投稿していましたが、タイピングゲームは以下の観点から作りやすいと言えます。

  • PC だけに対応すれば良いから。
    • 例えば、スマホやゲーム機などに対応する必要がありません。
  • キーボード操作だけに対応すれば良いから。
    • 必然的に「キー入力しなければならないジャンル」のゲームになるため、マウス操作やゲームパッドへの対応を要求される可能性が低いです。

実際に、オプション設定の項目も、下記のように少なくて済みました。

一般的なゲームであれば、上述のマウス操作ゲームパッド対応に加えて、キーコンフィグ対応の要望が出る可能性があります。

下手したら、これが原因で評価が下がる可能性も無いとも言い切れません。

サークル「役演亭」としても、立ち上げたばかりですし、ゲーム本体の質を確保しつつ、ゲーム以外のところで制作期間の短縮を試みなければ、下手したら「いつまでたっても作品数がゼロのまま」ということにもなりかねませんでした。

したがって、同人・インディーゲーム作者として「慣らし運転」することもふまえて、タイピングゲームというジャンルを選択したのです。

理想的な理由 : PCゲームの復権への貢献

海外では、PC 向けゲームは比較的人気のあるプラットフォームの 1 つだと思いますが、日本では正直言ってスマホ向けが優勢になってしまったと思います。

特に、作者である鈴木YE自身は、1999 年から2010 年代前半にかけてフリゲ作者をしていましたので、日本における PC 向けゲームの人気がどんどん下がっていった状況を目の当たりにしていました。

特に、フリゲのダウンロード数は、昔 (2000 年代前半頃) なら 1000 本、10000 本クラスのダウンロード数が出たような作品でも、今では 100 本、1000 本くらい出ればマシだという状況です。

もちろんゲーム制作の敷居が下がってゲームを作る人が増えたことも影響しているとは思いますが、スマホ向けなど他のプラットフォームの力が伸びてプレイヤー層が分かれてしまったことも要因として考えられるでしょう。

PC向けゲームの独自性・強みは?

さて、そんな状況で、PC ゲームならではの独自性や強みを考えてみたとき、以下のような考えに思い至りました。

「他のプラットフォームには容易には真似できない、PC ゲームならではのゲームジャンルって何だろう?」

それを考えたとき、タイピングゲームほど PC 向けに適したジャンルは無いと思います。

まともにPCやキーボードを扱えない世代の出現

しかし、今の日本は、既にゲームも含めてスマホ全盛という状況。下手したら若い世代なのに PC もキーボードもまともに扱えない人間が居てもおかしくないです。

実際に、フリック入力は早いけどキーボード入力が全然駄目だという若い世代の出現もニュースで取り沙汰にされることが出てきています。

実際のオフィスの現場では、何だかんだいってキーボードとマウスの方が生産性が上ですし、日本人がフリック入力しかできなくなれば、下手したら日本の国際競争力の低下も起こり得ます。

そこで、「ローマ字入力」だけでなく、真のキーボード初心者のための「単キー入力」のタイピングゲームもあった方が良いのでは、と思い立ちました。

タイピングゲームを「単キー型」「ローマ字型」の 2 作に分けてリリースした理由もここにあります。

(実は、単キーとローマ字を 1 本のゲームにまとめる案もあったのですが、さすがにそれは役演亭の処女作として製作期間が長くなりすぎると考え、2 つに分けることにしました。)

しかし、あくまでも理想は理想

活動を始めて間もないサークルで、かつフリゲ作者時代からのブランクがかなり開いてしまった「役演亭」としては、正直言ってこの「理想」に対して貢献できるとは思いませんでしたし、実際に現時点の売上状況からしてもその理想からは程遠いです。

しかし、かつて PC 向けのフリゲ作者だった鈴木YEとしては、「PC ゲームへの思い入れ」もあります。

なので、最初に書いた「現実的な理由」と組み合わせる形で、「理想」のこともふまえてタイピングゲームを作ることにしました。

今後の展望 (ゲーム制作など) について

売れる・売れないを問わず、同人・インディーゲームを無事 2 本リリースことができた「役演亭」としては、とりあえず当初の目標は達成できたと言えます。

とりあえず 2 本あれば、最低限、同人・インディーゲーム作者 (サークル) を名乗ることだけは間違いなくできます。

もちろん、処女作や 2 作目からいきなり成功してくれたら、それはそれで嬉しいことはありませんでしたが、現実的に考えて「まずうまくは行かないだろう」とは思っていました。

特に、自分のようにゲーム作者としてのブランクがかなり空いてしまい、人脈 (ファンや協力者など) も含めてほぼゼロからの再スタートになってしまった作者は、正直言っていきなり成功するのは困難です。

しかも、ゲーム制作自体の敷居が昔よりもだいぶ下がってきているので、状況はさらに厳しいものになっていると言えます。

そのため、役演亭としては、ゲーム制作「以外」のことも視野に入れて活動しなければならないと考えてます。

(これ以降は、まだ未確定要素も大きいため、フォロワー限定記事にします。一般公開は謹んでいただくようお願いいたします。)

1. ゲーム制作「以外」の活動について

フォロワー以上限定無料

(無料) フォロワー向け記事を閲覧できます。新着記事の通知が Ci-en から来るようになります。

無料

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

役演亭 2022/12/20 02:44

新作「光の絆の生徒達 ~ キャラメイク・タイピングRPG ~」リリース!

以前の記事でもお伝えしたとおり、本日、役演亭の新作「光の絆の生徒達 ~ キャラメイク・タイピングRPG ~」をリリースいたしました!

前作「心の力の生徒達」からパワーアップした点は、ローマ字入力でタイピングできるようになったほか、RPG としての戦略性や、キャラクターメイキングの自由度の面などです!

発売から 1 週間、リリース記念セール (15% のローンチ割引) も実施中ですので、興味のある方は、是非この機会に手にお取りにいただければと思います!


前作「心の力の生徒達」の方がおすすめできるケースについて

パソコンのキーボードそのものが初心者で、ローマ字タイピングどころではない、という方には、前作「心の力の生徒達」でブラインドタッチも含めて練習・修得されることをおすすめいたします!

というのも、前作「心の力の生徒達」は、作者自身が大昔の MS-DOS 時代にブラインドタッチの修得に成功したタイピング練習ソフトの設計 (=各「指」でタイプすべき 4~6 個のアルファベット配置を順番に覚えて、身に着けていく) の影響を強く受けいるからです。

なので、キー配置を覚えるための練習ソフト兼ゲームという意味では、間違いなく前作「心の力の生徒達」の方が優れた設計になっていると自負しています。

その代わり、ゲームデザイン面では、今回の新作よりも、タイピング教育ソフト寄りのストイックな設計になっています。

こちらは、DLsite のウィンターセールに参加中ですので、2/13 13:59 までは 30% OFF でお求めいただくことができます!

興味のある方 (特にキーボード初心者の方) は、是非この機会に下記の「前作」の方を手にお取りにいただければと思います!


この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 4 5 6 7

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索