簡単な自己紹介
ゲーム制作サークル サードギア代表(一人しかいないが)のスピードです。
2022年1月から約1年半、RPGツクールMZを使い倒し、ファンタジーRPG「The Ending of Agharta」の制作を続けています。
(体験版は、Freemなどで遊べるので、是非遊んでみてください)
リンク:https://www.freem.ne.jp/win/game/30676
この記事は、1年半の間 RPGツクールMZを使い倒して、感じたことをまとめていこうと思います。
ゲーム制作の片手間でやっていくので、週1くらいのペースで、ぼちぼち更新できたらと思います。
※なるべくMZを触ったことがない人に伝わる文章を心掛けますが、細かい部分は触った方にしかわからないことも多いと思います。
なので、わかりづらい部分がある点はご容赦ください。
本題:RPGツクールMZは、RPG制作に向いているのか?
結論を先に書きます。向いていないです。
‥‥で、話を終えてしまうわけにはいかないので、
1. なぜ、RPG制作に向いていないのか
2. 何になら向いているのか
3. 何が良くないのか
このあたりを、解説していければと思っています。
ここでは、「1. なぜ、RPG制作に向いていないのか」に絞って
何回かに分けて、細かく解説していきたいと思います。
(2.や3.については、1.の説明をする中で触れようと思います。)
1. なぜ、RPG制作に向いていないのか #001:序論
向いていない理由を端的に書けば、機能が足りないからです。
これだけを書くと、「RPGツクールMZは使わないほうがよい」
と思われそうですが、そうではありません。
RPGツクールMZは、最もRPGが作りやすい国産ツールだと、私は個人的に思っています。
一見、矛盾してるじゃないかと思われるかもしれませんが
「RPGツクールMZ以上に、RPGが作りやすいツール」を、私は知りません。
ただ、RPGツクールMZは、RPGを作るのには向いていないのです。
つまり、RPGツクールMZはRPG制作に向いていないが、他のどのツールよりも向いているために、使わざるを得ないツールなのです。
じゃあ、RPGツクールMZなんか使わずに、Unityで1から作ればいいじゃん!!
って思った方。
とても正しいです。
正しいですが‥‥
フリーセル、ブロック崩しならともかく、
RPGを1から実装するのは大変ですし、事前知識が必要です。
それに、すべてが独自規格となれば、
マップチップもキャラドットも全部が独自規格です。
最低でも、町や洞窟、家の絵が描けないといけません。
音楽はフリー素材でカバーできても、
アニメーションやら画面デザインやらも自分で作らねばなりません。
まとめると、1人の力でRPGに必要な要素をすべて用意するのは難しいんです。
プログラムが書けるだけじゃダメなんです。
そんな超人は、残念ながらそうはいません。
じゃあ、「シナリオ班」「グラフィック班」「プログラミング班」で共同開発だ!
それが簡単にできるのは、大学のゲーム制作サークルぐらいです。
‥‥‥じゃあ、どうするのか。超人にしかRPGは作れないのか。
そんな、あなたにオススメできるツールがあります。
それが、この問題を最も解決できる国産ツール RPGツクールMZ なんです。
RPGツクールMZのすごいところ!!
RPGツクールMZには、対応する素材がたくさんあります。
家を描かなくても、家のマップチップを組み合わせれば、家を作れます。
攻撃アニメーションも用意されています。
メニュー画面や戦闘画面も、とりあえず用意されています。
機能を追加したければ、有志が作ったプラグインで追加できるので、プログラミングしなくて済みます。
ね? すごいでしょう。
プログラミングできなくても絵が描けなくても、1人でRPGが作れそうでしょう!!
だから2023年7月時点では、
RPGを作るなら、RPGツクールMZが最適解なんです!!
そうと決まれば、RPGツクールMZでRPGを制作だ
よし、そうと決まればRPGツクールMZで、RPGを制作だ!!
RPGといえば、フィールドマップ!
フィールドマップは、マップチップで作れるぞ!!
↑「The Ending of Agharta」のフィールドマップ制作画面
MZなら、絵が描けなくても作れるわけです。
あとは、スーパーファミコン時代のドラクエやFFみたいにしたいから、
森と山では戦闘背景を分けたいな。
平原より山では、敵が出やすい設定にしたいな。
あれ‥‥? どうやったらできるんだろう‥‥?
そう。作れば作るほど、思い知らされることになるのです。
RPGツクールMZは、RPG制作には向いていない ということを‥‥
次回:#002:機能不足とプラグイン に続く。