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お役立ち情報の記事 (4)

★ゲーム制作の参考になった情報『ゲームの企画書』電ファミニコゲーマー

ゲーム制作に直接的に関係しそうな情報を紹介しよう!という回。

今回はゲーマーの方は一度は見たことがあるであろうサイト
電ファミニコゲーマーの人気記事『ゲームの企画書』の紹介です。

このサイト自体は以前からちょこちょこと拝見していたのですが、
『ゲームの企画書』の企画は今更ながら知りました。
ゲーム制作者としてタメになる情報がたくさん見られる上に、
多くの伝説のゲーム・ゲーム制作者の考えが垣間見れて最高でした。
もうあまりに素晴らしい記事の数々に、
このサイトを発見して10日足らずくらいで全記事読破しました。
どの記事も文字数が尋常でないので読み応えが凄かったです。
(私のように少し懐古厨的な部分があるとより楽しめるはずです)

読み物としての素晴らしさはここでは置いといて、
制作者としてはこんな記事がこんな風にためになった!
と簡単に紹介します。

リンクページは以下:
https://news.denfaminicogamer.jp/category/projectbook


■役に立つゲーム制作者
どんなジャンルのゲームを作る人にも役に立つと思います。
登場する方たちは「ゲームとは?」「面白くするには?」
ということを深く考えて実際に名作を世に出した方々。
含蓄のある言葉の数々は受け手次第でとても参考になるはず!
ゲームデザインやゲームシステムを考える人には特にお役立ちかと!


■特に気になった記事
あまりの記事の充実ぶりに一気にすべての記事を読んでしまいました。
全記事が非常に興味深くて掘り下げ方も今まで見たことないレベルでしたが、
中でも制作者にとっておススメな記事とその理由の一部を羅列します。

・「ゼビウス」がなければ「ポケモン」は生まれなかった!?———遠藤雅伸、田尻智、杉森建がその魅力を鼎談。
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/xevious
・プレーヤーが夢中になる世界観の作り方
・小さな工夫・コストで面白さを高める
・ゲームの難易度に対する考え方


・「どんな子供でも遊べなければいけない」 黄金期のジャンプ編集部で叩き込まれた”教え”が生んだ大ヒットゲーム「桃太郎電鉄」
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/momotetsu
・プレーヤーのターゲッティングの考え方
・理不尽イベントはどこまでありなのか
・イベント発生確率に対する考え方
・いかに主人公のキャラクターを立てるか


・「不思議のダンジョン」の絶妙なゲームバランスは、たった一枚のエクセルから生み出されている!? スパイク・チュンソフト中村光一氏と長畑成一郎氏が語るゲームの「編集」
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/dungeon
・ユーザーフレンドリーを考える
・乱数の調整について
・プレーヤーが感じるストレスと納得感


・【全文公開】競馬の面白さは「実況」にあり? 「ダビスタ」開発者・薗部博之氏✕ゲームフリーク「ソリティ馬」開発者 が語る競馬ゲームの“極意”
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/dabisuta
・パラメーター設定の考え方
・面白いと思う部分をまずメインで作る
・数値化せず言葉で表現して想像力を刺激する


・【ゲームの企画書】『パワプロ』×『みんなのGOLF』開発者が初対談。初代『パワプロ』企画書も公開! コントローラで我々はスポーツの何を楽しんでいるのか?
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/pawapuro_mingol
・どんな部分をクローズアップして表現すべきか
・ゲームとしての気持ち良さを突き詰める
・サクセスモードの面白さのキモ


上記は特に直接的に制作に役立ちそうだと思った記事の抜粋ですが、
これらに限らず一応ゲームを作る身としてはすべてが参考になりました。
また、実際に遊んだゲームに関連する記事については、
単純にゲーマーの読み物として読み応えが抜群にありました。
伝説級の人たちの他では見られないほど掘り下げた記事群です。

というわけでゲーム制作者だけでなく、
全てのゲームを愛する人におススメの凄い記事群でした。
是非継続的にお布施しようと思ったのですが振込はできないらしく断念。
(支払方法はクレジットカード引き落としメインでほかはちょいちょい)
代わりに内容は同じでしょうが書籍化されているものを購入しました!


以上、富井サカナでした。
ホントにおススメですので一度サイトをご覧ください!

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★ゲーム制作の参考になった本『インディーゲーム・サバイバルガイド』

ゲーム制作に直接的に関係しそうな本のうち、
役に立ったものを紹介しよう!シリーズの3回目。

インディーゲームのパブリッシャーPLAYSM監修、
ゲーム開発者であり業界のアドバイザーでもある
一條 貴彰さんが執筆した『インディーゲーム サバイバルガイド』です。
インディー活動に必要な、ゲームデザイン「以外」をすべて網羅。
という思い切ったキャッチコピーでしたがまさにそんな感じでした。
具体的な情報は陳腐化するのであまり細かいところまで記載せず、
項目を漏れなく記載して必要に応じて参照元を紹介するような作りです。

つらつら書いても書く方も読む方も辛いですし、
ネタバレして迷惑が掛かってしまうのも良くないので
備忘録のつもりで簡単にポイントだけ書くようにします。

公式サイトは以下:
https://head-high.com/survivalguide/


■役に立つゲーム制作者
収益化を目指している制作者に特に役に立つ内容だと思いました。
『サバイバル』とあるようにいかに継続して利益を得るかが書かれています。
完成させることはもはや前提というか当然のこととして、
そこから先の宣伝・配信・継続について詳細に書かれていました。

私自身は副業まで持っていきたいという野望は特にないのですが、
Steamなどへの配信はとても興味があるのでそこはためになりました。


参考になったポイント
■一線級クリエイター同士の対談
登場するクリエイターはインディーの有名な方ばかり。
対談形式で様々なテーマにつき話し合っており、
当然ながら意識の高いコメントの数々にモチベが爆上がりです。
出発点やスタンスの違いなんかも興味深かったです。


■配信について
スマホやSteamでのリリースの注意点などです。
こちらは興味がある内容なのでとてもためになりました。


■宣伝について
基本は漏れなく押さえるような内容になっておりました。
書かれていることをやるとやらないとでは大違いなのでしょう。
面白いゲームは巷に溢れているので、
面白いゲームを作った後にいかに話題作にするかがもう一勝負ですよね。
なお、単にフリゲを作って公開するのにも応用できる話が多数でした。


ゲーム制作のノウハウではなく、ガワの情報を網羅的にまとめた書籍でした。
個人的には有名クリエイターの座談会部分だけで書籍代の価値はあったかと。

というわけでゲーム制作で収益化を真面目に検討している方は必須、
そうでない制作者やインディーゲームファンにまでおすすめな一冊でした!

以上、富井サカナでした。

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★ゲーム制作の参考になった本『ゲーム開発者の地図』

ゲーム制作に直接的に関係しそうな本のうち、
役に立ったものを紹介しよう!シリーズの2回目。

ゲーム開発者としてもウディタの開発者としても有名な
Smoking Wolfさんが執筆した『ゲーム開発者の地図』です。
RPG向けだけでなくゲーム開発のノウハウが書かれています。

つらつら書いても書く方も読む方も辛いですし、
ネタバレして迷惑が掛かってしまうのも良くないので
備忘録のつもりで簡単にポイントだけ書くようにします。

公式サイトは以下:
https://silversecond.net/contents/game/map_of_game_dev/


■役に立つゲームのジャンル
一番役に立つのはRPGゲームでして、
特に前半はRPGに特化した内容が多めになってはいます。
ですが、数値を扱うゲーム全般は応用が利く内容かと。
また、キャラの作り方やゲームをいかに完成させるかなど、
どんなジャンルのゲーム制作に対しても役立つ部分はあります。


参考になったポイント
■RPGのゲームバランス
補助魔法、連続攻撃、ウェイトターンバトル、状態異常、特殊武具

■コンセプト
目標設定、システム設計の留意点

■キャラづくりのノウハウ
外見、名前、性格、バランス・配置

■ゲーム制作をエタらせない方法


座談会形式で進んでいくパートは筆者以外のRPG製作者10人ほどの生の声が聞けるので、その部分も様々な意見が聞けてとても参考になりました。会話内容に納得感しかなかったですね。

というわけでウディタやツクールを用いてゲーム制作をしている方や、
筆者のゲームに触れて面白いと感じた方にもおすすめな一冊でした!

以上、富井サカナでした。

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★ゲーム制作の参考になった本『SAVE THE CATの法則』

ゲーム制作に直接的に関係しそうな本のうち、
役に立ったものを紹介しよう!シリーズの1回目。

脚本術に関する本では超有名な『SAVE THE CATの法則』です。
超有名な本ですが、似たような書籍と比べて非常に分かりやすかった!
(こういういわゆるハウツー本はかなり大量に購入しています)

つらつら書いても書く方も読む方も辛いので、
備忘録のつもりで簡単にポイントだけ書くようにします。


■役に立つゲームのジャンル
一番役に立つのは確実にノベルゲーム。
特に1~2時間くらいの中編ノベルゲームには有用すぎるはず。
それ以外にもストーリー性のあるゲームなら漏れなく役立ちます!


参考になったポイント
■「映画の脚本」という前提ではあるが以下のセオリーがある。
・ストーリーの内容は端的に説明できるものであるべき
・主人公は共感・応援できる人物で、原始的な動機に基づき行動すべき
・面白いストーリーには特定の型がある
 (『三幕構成』をはじめ類似の書籍でもよく見る話ではあるが、本作の説明はより詳細かつ具体的であり非常に分かりやすい。また、全体におけるどのくらいのタイミングで展開を起こすべきか詳細に提示されている)
・冒頭に主人公に共感させるシーンを入れる
・単純な状況説明はNG。説明セリフはNG。
・思わせぶりな伏線や設定は重ね過ぎない
・テンポは早く、意味のある変化・展開が必要


言ってしまえば「売れるハリウッド映画の脚本作り」の本なので学べるのは王道≒一般受けのセオリーではあるものの、分かりやすく改めて基本を押さえるという意味で良書だと感じました。

映画のストーリーは大きく分けて10パターンに分類されます!のところだけは全くピンとこず、ストーリーボードのところはめんどくさそうで試してみる気になれませんでしたが、このあたりも人によっては響くかもしれません。


というわけでセオリーを押さえたいノベルゲー作者の方や、とりあえずキャッチーな展開をさせたい、型を覚えたい方におススメです!

以上、富井サカナでした。

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